福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

放生の力

2014-07-20 | 法話
今日7月20日あさテレビを見ていて岡山県の女児が無事保護されたというニュースがでました。本当によかったと家族で喜びました。實は数日前国立駅前の車道にミミズが一匹迷い出ていたのを通りがかったときビニールぶくろにとって近くの叢ににがしてやったことがありました。このときこの女児の行方不明事件が心配で仕方なかったものですから、此のミミズに「できたらこの子を助けてやってね」とおねがいしておきました。しかしその後数日たっても見つかったというニュースがないのでやはりミミズでは力がないのかと半ばあきらめていましたが今朝NHKの6時のニュースで保護されたことを知り、不思議なことはあるのだと思いここに記録しておくことにしました。
生き物をすくうことは『放生会』として古来功徳の有ることとされてきました。『金光明最勝王経』長者子流水品には、釈迦仏の前世であった流水長者が、無数の魚たちを助けて放生したところその功徳で『福』がもたらされたということが説かれています。日本においては天武天皇5年(677年)8月17日に諸国へ詔を下し放生を行わしめたのが最初とされます。叡尊菩薩のはじめられた石清水八幡宮の放生会も有名です。
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