金剛界での懺悔の感想

此処一週間金剛界法を修していますが、最近やっと入り口の懺悔が出来るようになりました。いままで四度加行も二度行い、護摩、求聞持もやってきた中でこの入り口の懺悔がまともにできた事はありませんでした。身の悪業として殺生、偸盗 邪淫、 口の悪業として妄語 綺語 粗悪語、離間語 、心の 悪業として妄貪 瞋恚 邪見をずっと思い出して懺悔するのですが、いままでは次の手順に進むことばかりに気持ちがはやり深くこの懺悔を修した事はありませんでした。
しかし先日高野山で松永管長の理趣法の伝授でまず懺悔だといわれ、改めてこのあらゆる行の最初にある懺悔をじっくり修してみました。
しかし１回や２回ではとても深まりません。むしろじぶんの過去の悪行におそれおののき途中で中断したくなります。しかし６回目の今日はじめてかなり深く自己の生れてからの悪行を反省できました。いかに自分の業が深いかを思い知らされます。我ながら目をおおいたくなることばかりです。しかしいまさら仕方ありません。何回もこうして深く深く懺悔を繰り返すのみとおもいました。

同時にこうして懺悔をできるようになったことは是からが本当の始まりと思いました。ありがたいことです。修法中に壇の中からもときどき音が聞こえます。