福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

本物の信仰心

2019-07-20 | 法話
「人々が僧侶に求めるものは先祖供養と祈祷である」との記事がありました。
しかし先祖供養も祈祷も根底には僧侶に絶対的な信仰がなければできないはずです。
寺離れが叫ばれて久しいものがありますが理由は簡単です。僧侶から滲み出る信仰心が感じられなくなっているからです。
キリスト教の結婚式に出て牧師さんの話を聞くことも多かったのですが牧師さんの話はやはり信仰心が滲み出ていて聞いていても有難い気持ちになることが多かったようです。
反対に以前から僧侶の法話が説得力がなくなっていることに気が付いてきていましたが、この本物の信仰心を僧侶がもっていることを聴衆が感じ取れなくなっていることが理由と思います。
逆に言えば本物の信仰心さえ僧侶が取り戻すことができれば偉大な祖師たちを輩出している日本仏教です、必ず陽はまた昇ることとなると思います。
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