中臣祓訓解、(伝弘法大師作)から・・・2
祓これを神代の上(かんずまき)には遂之(やらひます)といふ、此には波羅賦はらへ、といふと云々。その実を考え校ふるに、智慧の神力をもって怨敵四魔を破す。祭文の本紀にいわく「三世の怨敵は境を隔てて近からず、万人の悪念は境を超えて遠く滅す。凡そ三災七難
(三災は飢饉・戦争・疫病、薬師経の七難は 人衆疾病・他国侵逼・自界叛逆・星宿変怪・日月薄蝕・非時風雨・過時不雨)は湯をもって雪を消すがごとし。百毒九横は水をもって火を消すがごとし。万悪千害は火を以て毛を焼くがごとし。しかればすなわち悪鬼万里に別れて七難ちかずきて起こらず。堅牢五帝(堅牢地神と五大龍王)を催し、万福ちかずきて来生す。この一度の祓、百日の難を除のぞこり、百度の祭文千日の咎を捨つ。」と云々。
祓これを神代の上(かんずまき)には遂之(やらひます)といふ、此には波羅賦はらへ、といふと云々。その実を考え校ふるに、智慧の神力をもって怨敵四魔を破す。祭文の本紀にいわく「三世の怨敵は境を隔てて近からず、万人の悪念は境を超えて遠く滅す。凡そ三災七難
(三災は飢饉・戦争・疫病、薬師経の七難は 人衆疾病・他国侵逼・自界叛逆・星宿変怪・日月薄蝕・非時風雨・過時不雨)は湯をもって雪を消すがごとし。百毒九横は水をもって火を消すがごとし。万悪千害は火を以て毛を焼くがごとし。しかればすなわち悪鬼万里に別れて七難ちかずきて起こらず。堅牢五帝(堅牢地神と五大龍王)を催し、万福ちかずきて来生す。この一度の祓、百日の難を除のぞこり、百度の祭文千日の咎を捨つ。」と云々。