福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

華厳とライプニッツ

2020-12-09 | 法話

「華厳世界ではどんな存在も他の一切の存在と目に見えぬ因縁で結ばれ、どんな些細な出来事も全宇宙に波及し共鳴し鳴動し、一切から一つへ、一つからまた一切へと、運目の糸によって結び合い受け継がれる。・・じつはそれと似たようなことがライプニッツの単子論にも見られる。それによればあらゆる存在はモナド(単子)として多かれ少なかれ精神に似た表象を持ち、互いに映現しあい、無数の合わせ鏡のように緊密に結ばれている。ライプニッツは「モナドは宇宙のいきた鏡である」とし、「宇宙には不毛なところ、無意味なところなど一つもない」と主張した・・・」(あんじゃり34、田島正樹「呻きつつ求めるもの」)

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