古来、人々は「人生の不条理」に弄ばれてきました。そこから
「余甚だ惑う。儻(もしく)は所謂天道是か非か「(史記、伯夷列伝)」
という気持ちになります。天を恨む、というきもちは運命に翻弄されてきた誰もが持つ気持ちでした。なぜ世界は弱肉強食なのか?なぜ生老病死があるのか?なぜ不幸があるのか?
「天」に問い続けても教えてはくれません。所謂高僧に聞いても教えてはくれないでしょう。本にも書いてはありません。禪の修行僧もこういう人生の根本問題を師僧に問いただしたのかもしれません。そこで禅語には「運出自己家珍(碧巌録』六十四則、自己の家珍を運出す)」「門より入るものは是れ家珍にあらず(無門関)」「冷暖自知 (景徳伝灯録)」等の言葉があります。一方「仏法はるかに非ず、心中にしてすなわち近し・・明暗他にあらざれば信修すればたちまちにあらわる」というお大師さまのお言葉もあります。
つまり「本当の答えは常に自分自身の中にしかない」といわれているのです。われわれは生まれ変わり死に変わりしてこの公案を解くことを迫られているのかもしれません。。ただ凡夫・劣慧の自分は今回のウクライナが一方的に残虐非道なプーチン軍に攻められ悲惨な目に遭わされているのを見てもどうしても「天道是か非か」と問いかけざるを得ないのです。
坐禅和讃当処即ち蓮華国この身即ち仏なりhttp://koufukuji.yokohama/scripture/12
父母未生因縁父母恩重経
山岡鉄舟武士道
悪人正機南無阿弥陀佛
医王蓮華南無大日不動薬師如来
南無釈迦牟尼佛
南無十方三世一切摩華般若花蜜父母無二佛