「カール・ポパーは『優柔不断な宇宙』で私たちが自らの行動を予測するのは不可能であることを明らかにします。なぜかといえば予測そのものが予測後の行動を決定する原因に介入してくるからです。私が十分後にある場所で木にぶつかることを予測したとします。すると私はこの可能性のために木のある場所を避けるようにするから結局予測の正しさは証明されません。おまけに私たちの行動には世界の一部の出来事が分かちがたく結びついているとすれば私たちには自分の行動を予測する力がない以上それらの出来事の予測もまたできないのです。
意識は現実を形作り現実によって意識は形つくられる。・・・原子には意識がないけれど意識のレベルでは自由意志が存在しこの意識の自由は原因と条件の無限のネットワークに組み入れられています。・・
仏教による因果性の結論は次のようになります。『すべては空性であるがゆえにすべては存在しうる』現象の非実在性が現象の現れの条件そのものなのです。
仏教では空性と外観との結合が現実理解の秘訣です。空なるものとして事物は現れ、現れると、事物は空なのです。この真実を本当に把握するには観想の直接体験によるしかありません。
今回の東北関東地震の大惨事もこの理論からすると我々の意識が作り出したことになります。しかしあまりといえばあまりです。この惨事は「非存在」であってほしいと願うばかりですが・・・。
意識は現実を形作り現実によって意識は形つくられる。・・・原子には意識がないけれど意識のレベルでは自由意志が存在しこの意識の自由は原因と条件の無限のネットワークに組み入れられています。・・
仏教による因果性の結論は次のようになります。『すべては空性であるがゆえにすべては存在しうる』現象の非実在性が現象の現れの条件そのものなのです。
仏教では空性と外観との結合が現実理解の秘訣です。空なるものとして事物は現れ、現れると、事物は空なのです。この真実を本当に把握するには観想の直接体験によるしかありません。
今回の東北関東地震の大惨事もこの理論からすると我々の意識が作り出したことになります。しかしあまりといえばあまりです。この惨事は「非存在」であってほしいと願うばかりですが・・・。