原人論・・その6
「人間として生を受ける状況にまで業が成熟すると、父母より授かった赤白の二気を縁として人としての形相と、業の力より生まれた心識(業識)とが一体となって人間の心身ができあがる。前説したように心識より転換した境界は「生命を持った有情の世界」と、「環境となる世界(有情の住むための入れ物となる世界)」とに二分される。有情の世界に属し、生命あるものの一つとしての人間はその業因が心識と一致して人間として出生したのであり、環境としての世界は心識と和合せず、天・地・山・河・国・都となって出現したもの。天地人三才のなかで人間だけが霊妙ですぐれた代表とされる理由は(ここに説くように)まことに心識と一体となっているからである。・・」
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