福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

15日は阿弥陀様、妙見菩薩様の日です

2009-12-15 | 法話
15日は阿弥陀様の日です。
阿弥陀様は十三仏の三回忌導師でもあります。梵名は、「アミターバ」( [amitaabha])、あるいは「アミターユス」 ( [amitaayus])といい、それを「阿弥陀」と音写します。西方にある極楽浄土の主です。仏説無量寿経
では有名な 「設我得佛 十方衆生 至心信樂 欲生我國 乃至十念 若不生者 不取正覺 唯除五逆誹謗正法」 (たとい我、仏を得んに、十方衆生、心を至し信楽して我が国に生まれんと欲うて、乃至十念せん。もし生まれずは、正覚を取らじ。唯五逆と正法を誹謗せんをば除く。 )というところがでてきます。
ご真言は「オン ロケイジンバラ アランジャ キリク」(金剛界)
    「オンアミリタテイセイカラウン」(小呪)
です。
三尊形式のときは観音様と勢至菩薩が脇侍として左右にいらっしゃいます。



また15日は妙見菩薩の日でもあります。 妙見菩薩は尊星王・妙見尊星王・北斗妙見菩薩ともよばれ、北極星を神格化したものです。真理を見通すとされるためこの名があります。このため眼病祈願のほか、航海の道標北極星の化身ということもあり、航海安全などを祈願します。
さらに国土擁護、怨敵退散、福寿増長の菩薩とされ、妙見菩薩を本尊とする尊星王法は天台宗寺門派最大の秘法とされます。
ご真言は「オン・ソジリシュタ・ソワカ」です。
そのお姿は二臂や四臂のものの他、俗形束帯像、童子・童女形像などもあります。四臂像では筆と紀籍(紙)を持ちますが、これは人間の生死の籍を司ることをあらわすといわれています。

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