華厳経から・・１５

華厳経巻六浄行品第七、
「・・・

若し橋梁を見ば 當に願ｙべし衆生 法橋を興造して人を度して不休ならしめんと。
　 　園圃を修むるを見ば 當に願うべし衆生穢惡を𦓷除（うんじょ）して 欲根を生じざらしめんと。
　　無憂林を見ば當に願うべし衆生 心に歡喜を得て 憂惱を永除せんと。
好園池を見ば 當に願うべし衆生 衆善を勤修して菩提を具足せんと。
　 嚴飾の人を見ば 當に願うべし衆生　三十二相をもって 而も自ら莊嚴せんと。
　 素服の人を見ば當に願うべし衆生 究竟して頭陀の彼岸に到ることを得んと。
志樂の人を見ば 當に願うべし衆生 清淨法樂道を以て自ら娯しまんと。
　 愁憂の人を見ば 當に願うべし衆生　有爲法に於いて 心に厭離を生ぜんと。
　 歡樂の人を見ば當に願うべし衆生 無上の樂を得て 憺怕（タンパク・・歓楽・名誉を棄てる）にして無患　　ならんと。
苦惱の人を見ば 當に願うべし衆生 衆苦を滅除して佛智慧を得んと。
　 強健の人を見ば 當に願うべし衆生金剛身を得て 衰耄あることなけんと。
　 疾病の人を見ば當に願うべし衆生 身の空寂なるを知りて 衆苦を解脱せんと。
端正の人を見ば 當に願うべし衆生 歡喜して諸佛菩薩を 恭敬せんと。
　　醜陋の人を見ば 當に願うべし衆生鄙惡を遠離して善を以って自ら嚴らんと。
　　報恩の人を見ば當に願うべし衆生 常に諸佛菩薩の恩徳を念ぜんと。
背恩の人を見ば 當に願うべし衆生 常に賢聖を見て衆惡をなさざらんと。
　 若し沙門を見ば 當に願うべし衆生寂靜にして調伏して 究竟して無餘ならんと。
　 婆羅門を見ば當に願うべし衆生 眞の清淨を得て 一切惡を離せんと。
若し仙人を見ば 當に願うべし衆生 正眞道に向かひて究竟解脱せんと。
　 苦行の人を見ば 當に願うべし衆生堅固精勤して 佛道不退ならんと。
・・・
若し帝王を見ば 當に願うべし衆生 法王を逮得して　無礙輪を轉でんと。
　 　帝王の子を見ば 當に願うべし衆生佛子の行を履みて 法中に化生せんと。
　 若し長者を見ば當に願うべし衆生 愛欲を永離して 佛法を深解せんと
若し大臣を見ば 當に願うべし衆生 常に正念を得て衆善を修行せんと。
　











































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