福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

光明真言和讃

2012-12-23 | 諸経
光明真言和讃

光明真言「おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん」についての和讃


「帰命頂礼大潅頂
光明真言功徳力

諸仏菩薩の光明を
二十三字に蔵(おさ)めたり

「おん」の一字を唱うれば
三世の仏にことごとく

香華(こうげ)燈明飯食の
供養の功徳具われり

「あぼきゃ」と唱うる功力(くりき)には
諸仏諸菩薩もろともに

二世の求願(くがん)をかなえしめ
衆生を救け給うなり

「べいろしゃのう」と唱うれば
唱うる我等が其のままに

大日如来の御身にて
説法し給う姿なり

「まかぼだら」の大印は
生仏不二と印可(いんか)して

一切衆生をことごとく
菩提の道にぞ入れ給う

「まに」の宝珠の利益(りやく)には
此世をかけて未来まで

福寿意(こころ)の如くにて
大安楽の身とぞなる

「はんどま」唱うるその人は
いかなる罪も消滅し

華の台(うてな)に招かれて
心の蓮(はちす)を開くなり

「じんばら」唱うる光明に
無明変じて明となり

数多(あまた)の我等を摂取して
有縁(うえん)の浄土に安(お)き給う

「はらばりたや」を唱うれば
万(よろず)の願望成就して

仏も我等も隔てなき
神通(じんつう)自在の身を得(う)べし

「うん」字を唱うる功力(くりき)には
罪障深きわれわれが

造りし地獄も破られて
忽(たちま)ち浄土と成りぬべし

亡者(もうじゃ)のために呪(しゅ)を誦(じゅ)じて
土砂をば加持し回向せば

悪趣に迷う精霊も
速得解脱と説きたまう

真言醍醐(だいご)の妙教は
余教(よきょう)超過の御法(みのり)にて

無辺の功徳具(そな)われり
説くともいかで尽くすべき

南無大師遍照尊
南無大師遍照尊
南無大師遍照尊」
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