福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

仏教聖典(仏教伝道協会)から・・・その33

2011-09-04 | 法話
第四節
二、道を修める生活にとって大切なことは両極端にとらわれず、常に中道を歩むことである。

すべてのものは生ずることもなく、決まった性質のないものと知って、とらわれず、自分の行っている善にもとらわれず、すべてのものに縛られてはならない。

とらわれないとは握り締めないこと、執着しないことである。道を修めるものは死を恐れず、また生をも願わない。この見方、あの見方とどのような見方のあとも追わないのである。

人が執着の心を起こすとき、たちまち迷いの生活が始まる。だからさとりへの道を歩むものは握り締めず、取らず、とどまらないのがとらわれのない生活である。
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