福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

仏教聖典(仏教伝道協会)から・・・その34

2011-09-05 | 法話
第四節
三、さとりには決まった形やものがないからさとることはあるがさとられるものはない。
迷いがあるからさとりがというのであって、まよいがなくなれば悟りもなくなる。迷いを離れて悟りはなく、悟りを離れて迷いはない。

だから悟りのあるのはなおさまたげとなる。闇があるからテラスということがあり、闇がなくなれば照らすということもなくなる。照らすと照らされるものとともになくなってしまうのがさとりである。

まことに道を修めるものは、さとってさとりにとどまらない。さとりのあるものはなお迷いだからである。

この境地に至ればすべては迷いのままに悟りであり、闇のままに光である。すべての煩悩がそのままさとりであるところまで悟りきらねばならない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 仏教聖典(仏教伝道協会)か... | トップ | 仏教聖典(仏教伝道協会)か... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

法話」カテゴリの最新記事