大峰顕は「我々は(有限の中にも住んでいるが)無限の中にも住んでいる」と言っていますがこういう社会性を超えた視点が逆に宗教が社会で果たす役割を強めることができるのかもしれません。
「 ・・・我々は社会の中に住み、歴史の中に 住んでおります。しかし、同時に、それだけではなく無限の中にも住んでいるわけです。つまり、社会の中に住んでいるのと同時に、宇宙の中に住んでいるのです。ここで宇宙というのは、自然科学の宇宙じゃなくて、無限の時間と無限の空間というものをもつ全体のことです。我々は社会人であるとともに宇宙人なんですね。宇宙の中にある存在だということをはっ
きりと問題にしていく、そこにはじめて、本当 の宗教の世界が始まるわけです。どれだけ宗教が現実の社会の問題と離れてはいけないといっても、現実の社会の問題の解決だけで宗教の問題は終わりません(大峯顕)。」
きりと問題にしていく、そこにはじめて、本当 の宗教の世界が始まるわけです。どれだけ宗教が現実の社会の問題と離れてはいけないといっても、現実の社会の問題の解決だけで宗教の問題は終わりません(大峯顕)。」