福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

地蔵菩薩三国霊験記 14/14巻の7/8

2024-11-09 | 先祖供養

地蔵菩薩三国霊験記 14/14巻の7/8

七、藏縁法師地蔵を信じ神通を得る事 元亨釈書に載せる所

藏縁法師は神融法師の徒なり。形短くして甚だ醜き性質なりしが常にしずかに歩行国人歩りても及ぶことあたはず。専ら地蔵の名號を唱へて他の業とては曽てなし。平生毀をも捨てず譽れをも可なりとせず、好んで施すことを行ず。年八十に至りて皃(かたち)四十ばかりの如し。神通の感響の應ずる如く、鬼を縛り神を降す。白山立山を以て修練場とせり。晩年庵を白山に結びて居れり。臨終の夜高く地蔵の號を唱ふ。院中の衆僧これを聞きて常の持念を勤行せりと思へり。明朝庵に至りて見れば西に向かひ端座合掌して化す。(『元亨釈書』「釈蔵縁。神融法師之徒也。形短小又甚醜。徐歩却疾。人走不及。専唱地蔵號。無別業。游化北土。不移佗方。毀譽不遷。好行施利。人間年齢。對曰八十。然其□如四十許。感通如響。縛鬼降神。白山立山為修練場。晩縛菴白山笥笠而居。終夜高唱地蔵號。院中衆僧聞之謂。縁勤持念。詰朝至菴見之。向西端坐。合掌化。」)

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