福聚講(高原耕昇講元)の、9月護国寺での定例会が、9月15日(土)14時、東京・音羽の神齢山 護国寺本堂で行われました。高原講元が、導師となって、般若心経、観音経、祈願、光明真言、御宝号、13仏真言を、お唱えしました。いつもながら深く仏縁を結ぶ機会を作っていただきました。
この日は、珍しく本堂には、私たちが居るだけで、他に参拝者は、背の高い男性の外国人が一人いただけでした。人の喧騒はなく、広々と . . . 本文を読む
4、大師十八歳(延暦十年(791)、大龍嶽御修法・・・大龍寺(四国21番、三教指帰に「阿国大龍嶽にのぼりよじ、・・・谷響きをおしまず」」とある。勤操大徳伝授の求聞持法を修された。いまでも大師の修法された大岩があり、修法されている大師像が据えられている。いまも求聞持堂で求聞持法を修行する人は毎年数人いる。講元自身もここで求聞持法を修行した。)
5、大師十九歳(延暦十一年(792)、室戸御修法・・・ . . . 本文を読む
今朝、理趣法を修していても きもちが散乱して、すこしも集中できませんでした。
自分の至らなさを反省することしきりですが、散乱するものは仕方ないのです。
どう散乱するかといえば、尖閣諸島問題に端を発した日中間の問題でした。修法していても「日中間はあっと云う間に大変なことになる」と思えて仕方ありませんでした。
問題は尖閣に端を発していますが、それはきっかけに過ぎません。日中はあっという間にいくとこ . . . 本文を読む
(宇宙を構成する五大とは地大、水大、火大、風大、空大である、その要素のうち、)
地大とは大地が一切を載せて公平無私なるがごとく神秘実在界は一切万象を生成せしめて私心なき性質をいい、
水大とは水の大地を潤すがごとくすべてをはぐくむ性質
火大とは火が薪を焼き尽くす如く一切の垢を焼いて浄かにする性質
風大とは風の塵芥を吹き払うがごとくに障りを除く性質
空大とは虚空が一切を容れるように無碍自在なる性質を . . . 本文を読む
9月9日は重陽の節句です。昔、中国では奇数を陽の数とし、陽の極である9が重なる9月9日は大変めでたい日とされ、菊酒を飲んで邪気を払い長命を願うという風習がありました。上賀茂神社では、無病息災を祈る重陽の節会がおこなわれ、法輪寺でも 長寿祈願が「菊慈童」の像を祀って営まれるそうです。菊慈童は菊の葉のしずくを飲んで不老不死を得たという伝説です。謡曲には「慈童もの」と呼ばれる一連の作品群があるようです。 . . . 本文を読む
Q,弁天様、毘沙門様、吉祥天様、梵天様の関係如何。
A、毘沙門様の奥方が吉祥天様、梵天様の奥方が弁天様です。
まず毘沙門様には吉祥天様との間に五太子(童子)があります。
善膩師(ぜんにし)童子・独健(どくこん)童子・那托(なた)童子・狗抜羅(くばら)童子・甘露(かんろ)童子といいます。御真言は善膩師(ぜんにし)童子を代表として「おん、ぜんにしえい、そわか」といいます。
また、梵天様の奥方が弁 . . . 本文を読む
「掌の中の無限」(マチウ・リカール(分子生物学者にしてチベット仏教僧侶)とチン・スアン・トアン(ヴァージニア大教授(天体物理学)共著)のなかから共感するところを抜書きしていきます。・・・仏教徒にとって真の精神的変革とは意識の流れの変革です。
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今月の川崎大師法話板です。「二親の恩は みを粉にしても 報じがたし(性霊集)」とあります。
「性霊集補欠章七七、仏経を講演して四恩の徳を封ずる表白」に「我を生じ、我を育するは父母の恩、高天よりも高く、厚地よりも厚し。身を粉にし命を損ずとも何れの劫にか報ずることを得む・・」とあります。「さればとて墓に布団は着せられず」とか「孝行をしたい時には親はなし」とか「風樹の嘆(韓詩外伝『樹欲レ静而風不レ止、子 . . . 本文を読む