旧華厳経第二十九寿命品に、
この娑婆世界の釈迦牟尼佛の一劫は、安楽世界の阿弥陀佛刹において一日一夜となし、
安楽世界の一劫は聖服憧世界の金剛仏刹において一日一夜となし、
聖服憧世界の一劫は不退転音声輪世界の善楽光明清浄解開敷佛刹において一日一夜となし、
不退転音声輪世界の一劫は離垢世界の一劫は善灯世界の獅子佛刹において一日一夜となし、
善灯世界の一劫は善光明世界の毘盧遮那仏刹において一日一夜となし . . . 本文を読む
今朝も理趣法を行じたのですがその神分というところで「そもそも理趣三昧のところ、・・・冥衆定めて降臨影向したもうらん、しかれば則ち外金剛部・護法天等をはじめたてまつって、三界所有の天王天衆、ことには当山鎮守、勧請諸神、総じては日本国中大小神祇、普天卒土、権実二類、しかしながら威光倍増の為に、・・般若心経・」と祈るところがあります。ここにきたときハタと、明治維新以来今日まで日本が破滅への道をこれでもか . . . 本文を読む
太子刷護経に阿闍世王の太子刷護、及び長者の子五百人の当来成仏の時の国土は阿弥陀佛國の如しと云ひ、
文殊師利佛土厳浄経巻上に諸々の族姓子の後来成仏のとき、厳浄するところの国土は西方安養國のごとしといひ、
大般涅槃経第二十四に、釈尊の浄土たる無勝世界の有ゆる厳浄のことは西方安楽世界のごとしといひ、
大寶積経第百一功徳寶華敷菩薩会に、西北方離垢世界の所得の功徳荘厳は西方極楽世界の如しといひ、
灌 . . . 本文を読む
大智度論第九十三に「浄佛土あり三界を出ず。乃至煩悩の名もなし」と云ひ、
瑜伽師地論第七十九に「清浄世界の中には那羅迦・傍生・我鬼の得べきなく、又欲界色界無色界なし」といひ、
摂大乗論巻下に「諸仏如来の浄土は三界の威義を出過す」と云へるは、すなわち浄土をもって出過三界の妙所となせるものにして、阿閦、弥陀等の浄土の叙述に比しておおいに進歩発達の跡を追躡するを得べし。また諸経中には諸仏 . . . 本文を読む
浄土の方位、荘厳の多少、住民の種別等は皆その因位における任意の発願によりて不同を生ずるとせらるるところなるも、若し史的立場よりすればその間におのずから、一種の発達変遷を認むることあるが如し。
なかんずく、阿閦の佛刹には女人あり、人民は皆樹より五色の衣服をとりてこれを着すと云ひ、また忉利天につうずる三道の宝階ありとなすがごとき、浄土の叙述として其の思想のすこぶる原始的な . . . 本文を読む
「八幡愚童記」・・その1.「八幡愚童記」は蒙古襲来時の石清水八幡宮の霊験を中心に鎌倉時代に書かれた歴史書です。最初の部分は日本が上代に11回も朝鮮半島から攻められたので三韓征伐をしたということが書かれています。また日本は神明の守る国であるが末代の人々の行いが悪くなると神明に守ってもらえなくなり、外敵の侵入を許すことになると書かれています。今回は最初の部分から蒙古国書までを書いておきます。 . . . 本文を読む
兜沙經 、大乗宝月童子問法経、放光般若経第一放光品、寶網経、減十方冥経、旧華厳経第四如来名号品、大方等大集経第一瓔珞品、観佛三昧海経第十念十方佛品、観薬王薬上二菩薩経、大寶積経第百一功徳寶華数菩薩会、称賛如来功徳神呪経、灌頂随願往生十方浄土経、佛名経第一、五千五百仏名神呪除障滅罪経第一、称読浄土佛摂受経、不思議功徳諸仏所護念経、諸仏集会陀羅尼経等には、皆各十方又は六方等に恒河無数の諸仏の浄土の存在 . . . 本文を読む
今朝も理趣法を修しましたが、最近のマンネリ化した行と違いなにか緊迫した行になりました。中国の理不尽な動きにどうしても心がいってしまうからです。戦後60年平和が続いてきましたがこの平和は第二次大戦で無念の死を遂げた世界で5500万人、日本で310万人の死者の導きによるものでしょう。しかしまたこの犠牲を無にするような中国の動きが出てきました。理趣法の中にも四無量観といって生きとし生けるもののが幸せであ . . . 本文を読む
「神様仏様に守られた一年でした
今年はいつにも増して、たくさんの神仏のご縁をいただきました。
まずは6月、日本三大弁財天のひとつ、天河大弁財天社に仕事でおじゃまする機会を得ました。
この地はまた、お大師様とも非常にゆかりが深く、お大師様が修行をした不動滝や、
阿字観を完成させたという石碑があり、それらの場所をお詣りすることができました。
天川村に入る手前で、白い馬のいる丹生川上神社下社へも立ち寄 . . . 本文を読む
これらは皆浄土が諸仏の因位における浄佛国土の本願に酬うて成立せられたるものなることを明らかにせるなり。
今諸大蔵経に宣説せられたるものを見るに、阿閦仏國経巻上發意受慧品には、阿閦の浄土は東方これを去ること千佛刹のところにあり、阿比羅提(妙喜)となずくと云ひ、
阿弥陀経には阿弥陀仏の浄土はこれより西方十万億土の佛土を過ぎたるところに在り、なずけて極楽と曰ふと云ひ、
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