福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

T.Kさんからお便りを頂きました。

2013-12-04 | 講員の活動等ご紹介
「神様仏様に守られた一年でした

今年はいつにも増して、たくさんの神仏のご縁をいただきました。
まずは6月、日本三大弁財天のひとつ、天河大弁財天社に仕事でおじゃまする機会を得ました。
この地はまた、お大師様とも非常にゆかりが深く、お大師様が修行をした不動滝や、
阿字観を完成させたという石碑があり、それらの場所をお詣りすることができました。
天川村に入る手前で、白い馬のいる丹生川上神社下社へも立ち寄ったのですが、
そちらの宮司様には、その後もとても親切にしていただいております。

その1ヶ月後、たまたま休暇で訪れた長野県飯綱高原の宿で、驚くべき出逢いもありました。
宿のオーナーの奥様は、かつて天河大弁財天で巫女を務め、言霊を下していた方で、
天河神社の神宝・五十鈴を最初に複製したものが、その宿に収められていたのです。
こんな離れた場所にどうして・・・と、大変驚きました。
そもそもその宿は、急に休みがとれたので、どこに行こうか散々迷った末に訪れた場所でしたが、
実は天河の神様のお導きでやってきたのかも・・・と思わずにはいられませんでした。

しかも、この地はすぐ近くに戸隠があり、その宿はまた、戸隠神社とも深い関係にありました。
戸隠神社は以前から一度来たいと思っていたのですが、遠いのでなかなかかなわず…。
今回、ようやく念願かない、奥社へもお詣りすることができました。
いつも思うのですが、神社、お寺とのご縁も訪れるべき時というものが必ずあり、
どんなに願っていても、機が熟さなければ、あるいは神様仏様に呼んでいただけなければ行けない時もあるのです。
でも、行くべき時が来ると、必ず呼んでいただける。自然とそこに行くように導かれているのです。これは本当に不思議です。

戸隠の奥社までは森の中の参道を、片道1時間強歩いて登っていくのですが、
それはそれは神々しい光に満ちた素晴らしい参道でした。
お詣りのあと、御神籤をいただきに行くと、神職の方が何か祝詞を唱えながら、
御神籤を引いてくださいました。ここでは、自分で引くのではなく、引いてくださるのです。
その御神籤は、大きな紙に古語で書かれていて、
そこには、「皇産霊(むすび)の神、くまのの神をまつるべし」と書かれていました。
くまのの神は熊野大社のことですが、むすびの神はいったいどこにいるのだろう??
そんなことをずっと考えていたところ、10月に松本に旅行に行くことになり、
松本の観光スポットを調べていたら、四柱神社というところが目にとまりました。
調べてみると、なんとここに、高皇産霊神、神皇産霊神という宇宙創造の根元であるむすびの神の二神と、
産霊神の御はたらきを統一されている天之御中主神がいらっしゃることがわかりました。
同じ長野の、こんな近くにいらっしゃったとは…! ここでもまた、神様へのお導きをいただいた次第です。

神様だけでなく、お大師様のお導きもたくさんいただきました。
6月の天川村参詣に続き、9月には、京都を代表する2つの真言宗のお寺で
宿坊体験をさせていただくという、有難い体験に恵まれました。
京都随一の迫力といわれる智積院の修行僧の声明、
世界遺産にして国宝であり、ふだんは非公開の仁和寺本堂での朝の勤行。
どちらも本当に素晴らしいものでした。

神仏とのご縁は、お詣りをすればするほど、祈りを重ねれば重ねるほど深まっていく。
そのことを肌で感じた一年でした。
お大師様とのご縁もますます深まり、よりディープな、より縁の深い場所へと導かれていくような…、
同時に、自分の中の神仏習合も加速的スピードで進み、神と仏がますます一体化していくような…、
そんな実感が日に日に増している、今日このごろです。

T.K
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