福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

浄土とは(仏教大辞典による)その4

2013-12-04 | 法話
これらは皆浄土が諸仏の因位における浄佛国土の本願に酬うて成立せられたるものなることを明らかにせるなり。

今諸大蔵経に宣説せられたるものを見るに、阿閦仏國経巻上發意受慧品には、阿閦の浄土は東方これを去ること千佛刹のところにあり、阿比羅提(妙喜)となずくと云ひ、

阿弥陀経には阿弥陀仏の浄土はこれより西方十万億土の佛土を過ぎたるところに在り、なずけて極楽と曰ふと云ひ、

大般若経第二十四光明遍照高貴徳王菩薩品には、釈迦の浄土は西方この娑婆世界を去る四十二恒河沙等の佛土を渡れるところに在り、無勝世界と名ずくと云ひ、

薬師如来本願経には薬師如来の浄土は東方これを過ぐる十恒河沙等の佛土の外にあり、名ずけて浄瑠璃世界となすといひ、

文殊師利佛土厳浄経巻下には文殊師利は當來南方において成仏し、其の世界を離塵垢心と名ずくといひ、

観世音菩薩受記経には、阿弥陀仏涅槃の後、観世音菩薩は正覚りを成じ、其の国土を衆宝普集荘厳と名ずくといひ、


悲華経第四諸菩薩本受記品には、金剛智慧光明功徳菩薩當來成仏の時の浄土は東方に在りて不眴と名ずけ、虚空印菩薩當來成仏の時の浄土は東南方にありて蓮華と名ずけ、獅子香菩薩當來成仏の時の世界は上方にありて青香光明無垢と名ずけ、普賢菩薩當來成仏の時の浄土は北方にありて知水善浄功徳と名ずくといひ、

法華経第二譬喩品には、舎利弗當來成仏の時の國土を離垢と名ずくといひ、同第三授記品には、摩訶迦葉當來成仏の時の國土を光徳、須菩提成仏のときの国土を宝生、大目犍連成仏の時の國土を意楽と名ずくと云ひ・・・









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