大山公淳師の「中院流日用作法集伝授録」より抜粋します。「祈祷とは拝むことである。拝めば必ずお蔭がある。祈祷という言葉は大師が「秘蔵寶鑰」の中巻で一度用いられているが、密教では普通に加持という。これが本来のものである。「理趣経」の中に七回も用いられている。「加」とはくわえることで、行者の拝む力が仏に加わるのであり、「持」とは持ちこたえることで、行者の信ずる力を云う。
さてその拝む内容、願いの内容につ . . . 本文を読む
神祇通用之祭文(神様のお参りの仕方) 傳弘法大師御作
「酒を供え、香華を供える。
敬って天神地祇にもうしてもうさく。それ体有る者は心識を含み、心あるものは佛性を具す。佛性は法界に遍じて不二なり。自心他身全く一味平等なり。天と謂ひ地と曰ひ、真佛の惣體なり。内と謂ひ外と謂ふは心の別執なり。之を悟れば常に五智の蓮臺に遊び、之に迷へば常に三途の土泥に沈む。大悲大日如来獨り三昧の妙證を鑑みて六趣の塗炭を見 . . . 本文を読む
今日20日は川崎大師で遍路大師年祭があります。以下川崎大師のホームページです。
「14:00~ 遍路大師尊像前
境内に立つ遍路大師尊像は、昭和48年の弘法大師ご誕生1200年鑽仰奉祝記念事業として、当山講社・淀橋常夜燈講の寄進により造立されたものです。
このお像は空海上人の巡錫されるお姿が躍動的に表現されています。さらにその周りには尊像を囲って「新四国八十八カ所霊場」が創設され、ご信徒の篤い信仰を . . . 本文を読む
眼の不自由な高齢者を小学二年生が手助けしているという記事がありました。
https://www.sankei.com/life/news/180919/lif1809190046-n1.html . . . 本文を読む
名前の付け方には、信・義・象・仮・類の五がある。生れたときの特徴で付けるのが信、徳にちなんだ名をつけるのが義、似たものを名とするのが象、万物の名前から取るのが仮、父と関係することから取るのが類。名として用いないのは国名、官名、山川名、疾病名、六畜名、器物・玉帛名とである。(春秋左氏傳) . . . 本文を読む
「延命を主とする医療は(死を敗北とみて)死から我々を遠ざけるという役目のみを果たすが、それに対して仏教は『死すべき身』 として自己を自覚し、死すべき縁に出遭えば死を受容していくことを教えているのである。したがって死を受容していく自覚を持たせることが必要な末期医療などにこそ、仏教は積極的に関与していく責任がある。人間は自分の生命を維持したり、少しでも長い人生でありたいと願いそのために健康増進をはかる . . . 本文を読む
華厳経巻三十七宝生如来性起品第三十二ノ四
「太陽は出れば全ての洗面器の中に姿を寫すが洗面器のほうで破れれば姿は映らない。これは太陽の所為ではない。洗面器の側のせいである。このように仏様も一切の衆生を照らしておられるが衆生の側で心が濁っていれば仏様を感得できないのだ。(たとえ日出る有りて世間を照現し、円満明浄なること法界とひとしく、一切世界の浄水の器のなかにおいて、影現ぜざることなからんも、日にはこ . . . 本文を読む
出光美術館で「仙厓礼讃」展が開催中です。開催期間 2018年9月15日(土)~10月28日(日)。出光佐三が仙厓を慕い絵を集中的に収集したのでこの出光美術館に仙厓の絵が多く残っているようです。仙厓四十歳で聖福寺第百二十三世となっています。聖福寺は源頼朝の寄進により、栄西を開山として創建された日本最初の禅寺で、山門には後鳥羽上皇宗筆による「扶桑最初禅窟」の勅額が掲げられている名刹です。ここで22年間 . . . 本文を読む