SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

5歳児がかっこいいと言った車

2007-10-16 | 
最近の子供は車がカッコいいと言わなくなった。

確かに私が小さい頃はカッコいいスポーツカーがあった。
トヨタ2000GTやスカイラインGT-Rほど特別でなくても、心ときめく素敵な車が山のようにあったのだ。
GTとかSSSとかGTOとかGSRといった略称のエンブレムにも特別な意味や象徴性があり、次のGTはどうなる?なんていう期待に胸がときめいたものだ。
私のちょっと下の世代にはスーパーカーブームもあった。

すこし大人になり、外国製の大人のスポーツカーにも目を向けるようになり、結局、車が好きなまま車の会社に就職した。

残念ながら最近の車にはまったく夢がなくなってしまった。
ワンボックスカーが蔓延るようになり、実用性ばかりで売れるようになり、
バブルの崩壊で車を買い換えることもままならぬようになった。

うちの子供がカッコいいと言うのはフェラーリぐらいである。


昨日、サッカー教室の帰り道、右車線を追い越した赤い車があった。
出たばかりのスカイラインクーペだ。
5歳の長男は、「すげえ、かっこいい。あの車を追い越して!」と言った。
左車線で追いついた。
「写真を撮って!」
いつもダッシュボードにカメラを置いている私は、何枚かスカイラインクーペを撮った。

目の覚めるような赤、2ドアのクーペボディー、スーっと追い抜く加速感。
子供がカッコいいと言った始めての日本車かもしれない。

「パパはむかしスカイラインに乗ってたんだよ。パパのお父さんもスカイラインに乗ってたんだ。」

彼も将来スカイラインに乗るのかもしれない。
それまで日産には頑張ってもらわなければならない。
スカイライン、GT、いつまでも子供の夢でなければならない。



コメント (10)
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