SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

関西詣で 02  南海本線

2010-06-27 | 鉄道・バス
南海の貝塚駅にてしばし行き交う電車を見ている。
電車の本数は多く、退屈しない。



今回は南海の古い車両を中心に追ってみた。
まだ片開きドアの車両がたくさん残っているのだ。
関東では、京成と京急にほんの一部残っているぐらいだが、
南海では、まだまだ頻繁に見ることができる。

写真の7000系(昔は7001系と呼んだ)も片開きドアの20m4ドア車。
20m車では片開きは他に思い出せないぐらい希少だ。
7908は1966年製。
既に44年も走っているが、それほどくたびれた感じがしない。
南海にしても、関西私鉄全体に言えるのは、古いものを大切に使い続けることだ。






7000系の顔つきは本当に素敵だ。
シンプルだがバランスが良いデザインで、いつまでも見飽きない。
台車がミンデンドイツ式で、乗り心地も極上だ。




7051編成は1968年製だが、新しい10000系に併結されて特急サザンとしての運用に
入る。
前4両が座席指定の豪華内装車で後ろ4両が7000系の一般通勤車。
編成の一部を座席指定にする方式は関東でも導入して欲しいものだ。




一方こちらは最新鋭の8000系。
南海は高野線のステンレス車両導入をきっかけに東急車輛に深く関わってきたので、
最近は東急一辺倒だったため、ついに8000系は関東の最新車両が採用する
標準化企画の電車となった。
横から見ると、関東私鉄、JR東日本の車体かと思ってしまう。
価格が大幅に安くなるメリットがあるのだが、趣味的にはちょっと残念だ。





高野線山間部用の17m2ドア車がたくさん走っていた。
2扉が判るように、大きな黄色いステッカーが貼られている。








主力車1000系。
従来車より幅が10cm広くなった車両だ。
ラピートが導入された時に、車両限界が広くなったのだ。



再び南海本線に乗り、高石で下車した。
歩いて、高師浜線の高師浜駅に向かうためだ。

町を歩いているとどこからか「ゴー、ゴー」と大きな音がする。
写真のように臨海工業地帯からの炎の音がしているのだ。
かなり大きな音に驚く。




本線高石駅から徒歩10分ほどで高師浜駅に至る。
この古い駅舎を見たかったのだ。

南海は日本最古の私鉄だ。
1885年に最古の民間鉄道としてスタートしている。
そのせいなのか、立派な駅舎が多く、そして今でもそのまま残されているのだ。
高師浜駅は大正8年にできた駅だが、正面にはステンドグラスも使われた素敵な駅だ。
やはり地元の熱意により、そのまま残されている。
スクラップ&ビルドが基本の東京と違い、そもそも古い文化が多く残る関西は
今でも古いものを大切に残す風習が根強いように思える。
ただ、駅舎の一部は古いままに残していても、バリアフリー化も行い、
連続高架などにも積極的で、乗降客の多い駅はかなり立派だ。
南海本線の駅舎は、東武伊勢崎線の新しい駅舎のように立派で広大だ。



高師浜線には高野線山間部用であった2200系(旧22000系)が使われている。
本線羽衣駅までは途中駅1駅の数分だ。


SONY α900、AF17-35mm/F2.8-4.0(D)、タムロンA09、Minolta AF APO TELE Zoom 100-300mm F4.5-5.6

コメント (6)
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