世田谷線に乗って、下高井戸に行こうと思う。
世田谷線の三軒茶屋から下高井戸は始発から終点だ。
座ることができた。
世田谷線はいつも混んでいる。
京王本線は高架化が遅れている。
西武新宿線と並んで、踏切だらけで、開かずの踏切が多い。
西武新宿線は地下化の工事が進んでいるが、京王は笹塚から仙川まで高架で結ぶことにした。
当初の予定では来年ぐらいに完成しているはずだったが、かなり遅れるのだろう。
まだ本格的な工事にはなっていない。買収が完了していない工区もある。
京王の地平区間でも最も商店街と線路が近いのが下高井戸駅だ。
駅の前が踏切で、踏切の両側が商店街だ。
駅舎は橋上駅舎で、今は東急世田谷線とは並んでいる。
昔は、東急世田谷線と京王本線には渡線があったのだ。
どちらも軌間は1372㎜と珍しい路面電車規格なのだ。
渡線の場所は今一つはっきりしないが、もしかしたら映画館の前あたりだったのか?
明大前、下高井戸、桜上水、千歳烏山などの乗降客の多い駅がみんな地平から高架駅になる。
工事は7.2㎞に及び、踏切は25か所も無くなる。
東急世田谷線の三軒茶屋駅にて。
環七を堂々と渡る。
いや、信号機に従って渡る。
だから遮断器などは無い。
終点の下高井戸駅は京王本線と並ぶ。
この踏切はいつも賑わっている。
こんな場所をかなりの頻度で大型の10両編成等が行き交うのだ。
もう奇跡に近い光景だ。
すぐそこに大きな電車が居るのだ。
遮断器が上がると人と車が素早く動き始める。
よく事故にならないもんだと感心する。
踏切の横が市場なんである。
都営新宿線も乗り入れて、すぐ目の前で見上げることができる。
そもそも地下鉄車両をこうやって見れることが不思議なのだ。
下高井戸駅はカーブしていて、駅員が常駐する詰め所がある珍しい駅なのだ。
こういう駅ももう見ないよなあ。
この映画館「下高井戸シネマ」は好きだけど、この近くに世田谷線との渡線があったのだろうか?
写真は探しても出てこない。
この風景も懐かしいものになるんだなあ。
α7c、タムロン 70-300mmF/4.5-6.3 Di Ⅲ RXD (A047)、FE4-5.6/28-60