ズミクロン35の初代「8枚玉」は1958- 1969の生産だがあまりにも神格化されていて、
その後継の「6枚玉」(1969-1979)の倍以上の金額だ。
単焦点で8枚のレンズはものすごく贅沢だ。
レンズ製作が安くなった今でも贅沢な構成。
だから2代目の時に2枚もレンズを減らしたので、コスト削減という話になった。
その話が今でも生きているので中古価格にも反映されている。
私が昨晩使用したのは、そのコスト削減された6枚玉だ。
でも個人的にはコーティングの色が気に入っている。
紫色なのだ。
8枚玉の多くはアンバー(茶色)系のコーティングだと思うが、
6枚玉には紫がある。
ライカのレンズはよくコーティングが変更されていた。
選ぶ際はコーティングの色を見て買うことも多いのだ。
昔のレンズはモノクロを主体に作られていたと思うので、コーティングの色が
カラーに影響することは今ほどは考えていなかっただろう。
なにせ、私が子供の頃はフィルターに黄色、オレンジ色、赤色、緑色などが頻繁に使われていた。
赤のフィルターなどは、雲をおどろおどろしいまでくっきり撮るために使っていた。
父親も色付きフィルターをたくさん持っていた。
しかしなあ、最新のツャイスとかシグマのARTとかそんな高級レンズで撮ったらすごいんだろうな。
安くレンタルできたらイイのに。
クラシックレンズが流行るのは、数千円から買えるからなんだな。
実は対岸の桜の裏には人が見えたりする。
向かう側も公園なのだ。
半蔵門駅から帰る。
今年もたくさん桜を見ることができたな。
SONY α7Ⅱ、LEITZ WETZLAR SUMMICRON 35mm/F2.0 1969, 6 Element
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