長男が2月の末に帰省して、この本を読んで、3月2日にドイツ、イタリア、オーストリア、チェコに行ってしまった。
この本を読み終わった直後に行ったのだ。
旅行中に私も読んだ。
そもそも昔、沢木耕太郎の深夜特急を6冊読んで思い出深いのだが、長男も6冊とも読んで大いに気に入っていた。
この「旅する力」は沢木耕太郎が大学を出て、ルポの執筆活動を始めたあたりから、深夜特急を書くころまでの
彼の歴史を書いた本だ。
主には旅に関する事や出版にまつわること、TBS時代の事などが書かれていて、バスによるアジアからロンドンに至る話、
それを出版するまでの長い空白、さらにフィニッシュを書くまでのさらに長いスパンまでの事も書かれている。
昔の海外旅行が今のように気軽では無かったことも懐かしいし、不便だったことも懐かしい。
深夜特急を読んでから余力で読む本だが、作者の緻密さ、真面目さ、実は用意周知なことなどが意外だった。
最後にはTVドラマにもなった大沢たかおとの対談もあり。
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