ふせちゃんのブログ

布施隆宏 公式ブログ。 鉄道写真 風景写真 ジオラマ制作など 趣味の世界を紹介します。

国鉄時代 足尾駅周辺 2

2025-01-28 08:00:01 | 国鉄 足尾線
 No.122-24 1985.12.1 15:57 足尾駅・1794レ 上り貨物列車
  210mm、F4、1/30sec、ハーフNDフィルター使用

 出発時刻を待つ1794列車。 通常の1795レ~1794レは重連運転ですが、この日は輸送量が少なかったようで、単機運転になっています。 
 鉱石運搬用の トキ25000 を、浜川崎駅への返空列車です。 機関車のすぐ後ろに車掌車が連結されていますが、桐生駅で進行方向が変わるためです。 桐生駅からは EF60 が担当します。
 山に沈みかけた夕陽が ボンネットを照らします。



 No.158-14 1986.11.3 12系客車を使った 臨時列車「もみじ号

 牽引機は高崎第一機関区所属。 普段の貨物列車の牽引機は 桐生機関区常駐車です。
 1987年4月1日の国鉄の民営化にともない、1987年3月に貨物列車が廃止されました。 足尾線で活躍した DE10DE11 は消滅しています。
 現存車は後期型のDE10-1000番台です。



 No.186-26 1987.5.17 11:50 トロッコ足尾号 135mm、F4-5.6、1/125sec

 機回しを省略するためプッシュプル運転。 始発の高崎駅から桐生駅までは12系客車に乗車し、足尾線内は トラ90000 を改造した 元祖・トロッコ列車に乗車です。
 高崎客貨車区所属のトロッコ列車は、上越線、吾妻線、足尾線のほか、秩父鉄道にも入線していました。
 写真のヘッドマークは秩父鉄道を走行する際に作られたものですが、他線区の運用時にも掲出されるようになりました。
 以前、このヘッドマークをデザインされた方にお会いした事があります。 長瀞のトロと、トロッコのトロが係っていると教えた頂きました。



  No.229-13 1988.3.27 6:40 753D 80mm、F8-11、1/125sec

 ヘッドライトは点いていませんが、1番線に停まってもいますが、当駅始発の下り列車です。 キハ20、キハ30、キハ40の3連です。



  No.229-14 1988.3.27 6:46 753D 80mm、F11、1/125sec

 足尾駅で停泊した2本の列車は 隣の間藤(まとう)駅に行ってから、それぞれ 上り1番列車、上り2番列車として走ります。

  下り751D → 上り720D 2両編成
  下り753D → 上り722D 4両編成(休日は3両編成)



  No.229-15 1988.3.27 6:46 753D 80mm(トリミングあり)、F11、1/125sec

 この時代はまだ、夜間以外には ヘッドライトを点灯して走る習慣はありませんでした。 何ならこの列車は テールランプすら点けていませんが。

 国鉄/JR足尾線時代、腕木式信号機は現役でした。 1989年3月29日の わたらせ渓谷鉄道 開業に合わせ、自動閉塞機の信号ケーブルを線路脇に埋設する工事が行われていました。



  No.278-26 1989.3.28 11:50 団体列車 70mm、F5.6、1/125sec

 JR足尾線 最後の日。 高崎客貨車区所属の旧型客車を牽引して来たのは、チョコレート色に塗色変更した DE10 1705機。 このページの4枚上の写真、トロッコ足尾号を牽引していた時は 朱色塗装だった事が分かります。



  No.278-27 1989.3.28 11:58 団体列車 135mm、F3.8、1/125sec

 1番線に停まっているのは 9726D。 キハ40の2両編成。 足尾線の気動車のほとんどが キハ20、キハ30、キハ40の混結編成。 高崎第一機関区所属で 八高線との共通運用なので、仕方ありません。 足尾線の撮影で キハ30が走って来るとガッカリなのです。
 キハ40の2両編成の姿は イベント列車以外では希少なのでした。



  No.278-29 1989.3.28 12:05 団体列車 210mm、F4、1/125sec

 写真を1枚撮るごとに 撮影ノートに撮影データを書き込んでいました。 フィルムカメラを使っていた頃はずっと続いていた習慣です。
 それはまぁ、オートフォーカスも 自動露出も無いカメラを使っていれば そうなるのですが。 シャッターチャンスには弱かったです。



  No.279-7 1989.3.28 17:56 くつろぎ号 135mm、F4、1/4sec、ハーフグレーフィルター使用

 足尾線最後の日。 2往復の団体列車が走り、数百人の鉄道ファンが詰めかけました。 普段の閑散とした沿線の風景からは想像も出来ない光景です。 この人たちがもっと早くに 足尾線に乗りに来てくれれば、廃止にならなかったのかもと、思っても仕方のないことです。
 廃線が近づき、次第にカメラを持った人が沿線に増えていき、並行する国道にはマナーの悪い路上駐車が溢れ、こんな事なら早く廃止になってくれればいいと、悲しい気持ちになりました。
 翌、3月29日、わたらせ渓谷鉄道 開業。

  関連記事  2023-11-10 国鉄時代 足尾駅周辺 1

  関連記事  2016-03-19 国鉄 足尾駅 貨物列車 最終運転日 1987.3.29



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 旧花輪小学校記念館にて 杲小... | トップ | 国鉄時代 間藤(まとう)駅周辺 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国鉄 足尾線」カテゴリの最新記事