久しぶりに映画館(名画座)に足を運んだ。
思えば6月に戒厳令下になって8月中旬に解除、それから行こうとは思ったがこれはと言うのも無くて。
これはと思って今回観たのは「少女椿(2016/5月公開)」と「恐怖奇形人間(1969年公開)」 の二本立てで、外れ。
ともかく映画館なので約4時間弱我慢したが、TVならスイッチをヒネル所。
それでも小屋(そんな雰囲気の映画館)はほぼ満席、日曜の昼間ということもあり老若男女の常連さんが結構集まっているようす、多分二本立ての一本の「少女椿」がカルト漫画の実写化ということもあったのかも知れない。
こんな話
<少女椿>
母親を病気で亡くし、ひとりぼっちとなった少女みどりは、赤猫サーカス団の団長・嵐鯉治郎に拾われる。一癖も二癖もある団員たちのイジメに耐えながらも、女優になる夢を見て毎日を送るみどり。そんなある日、ワンダー正光という西洋奇術と称した超能力を使う男が入団すると、そのショーはたちまち評判を呼び、サーカス団は連日大入りに。みどりもまたワンダー正光の魅力に心惹かれるのだったが…。
よく分からんかったというのが素直な印象。(画面は綺麗だったが、)
<恐怖奇形人間>
「パノラマ島奇談」をベースに、江戸川乱歩の諸作を取り入れた怪奇ドラマ。乱歩的な雰囲気にあふれた秀作。
(とWEBの解説は云っているが、、)
江戸川乱歩の「パノラマ島奇談」「椅子男」「天井裏の散歩人」をつまみ食いした様な内容でそれなりに面白かったがB級になり切れないB級といった雰囲気、公開当時はお色気路線を売りにした様なシーンが多々あったりと原作を読んだ者からすると内容と画像が少しチープ。(実は江戸川乱歩は高校時代に結構夢中になった。)
各話を40分位で3本のオムニバスにでもしたら面白いのが出来そうだけど。
ところでこの映画は放送禁止用語やら今では禁忌となっている言葉が至る所に出現してDVD化されてないとのこと、TVで放送しようにも吹き替えが必要、そもそもこのタイトル自体も無理筋。
まぁ数多く映画館に通えば当たりもあるし外れもある。