本日は18:30より愛宕1丁目のお寺の本堂での落語会。
今月は立川流で、前座:生ぼう「お花と半七/宮戸川」、志遊師「ちょうちん屋」、雲水氏「?」、ぜん馬師「抜け雀」
雲水師の噺は上方噺で、旦那衆の豪勢な舟遊びを橋の上から眺めるキロクとセイハチのコンビが茶化すといったもの、題知らず。
トリの「抜け雀」は良かった、さすがにトリと詰めるぜん馬師の噺だけあって、最初はかすれ声が耳について少々不快なんだけれどもすぐに噺に吸い込まれる様な具合。
これを聞き入っている間は当に至福の時、頭が空っぽになって噺の世界に浸った感じ、これがあるから通う様にもなる。
ところで古典落語には”宿屋”が舞台になる噺が多くてどれもがハッピーエンドで面白い、知る限りでは「宿屋の富」「宿屋の仇討ち」「ねずみ」「竹の水仙」等々。
なお今月までは¥1,500で来月からは¥2,000になるそうだが、これだけ楽しめれば文句無。
そして今回は二番くじを引いて、オミヤにTシャツ(画像ご参照)をもらった。
(下の画像は一昨日の打ち合わせの帰りに撮影した夏に向かう桜)
PS: 雲水師のは「遊山舟」と言う噺らしい。
以前にもお伝えしたかもしれませんが、わが村に素人寄席と称して年2回ほど公演している村民グループがあります。こんな田舎でしかもジジババたちのしゃがれた声でのパフォーマンスですからもちろん入場無料です。そちら様のやすらぎ寄席はプロ公演とはいえ1500円が一挙に2000円とはどえらいアップですね。
まぁそれくらいの価値を見出してますし、玄人の噺は違いますよ。
素人芸の「文七元結」なんか聞かされたら拷問みたいなもんですから。
この会も粋な年増の小唄でも間に挟むといいですけどねぇ。