権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

映画「人生、ここにあり」

2016-08-13 07:12:31 | 映画

何とも大仰で気が重くなる様なタイトルの映画「人生、ここにあり」。
でもこの映画、精神を病んだ人々がそれぞれの特異な才能を生かして普通に生活をしようとする姿とそれに係る普通の人々を明るくユーモラスに描いていて、秀作。

<こんな話>
1983年、ミラノ。正義感にあふれる労働組合員のネッロは、異端すぎたために反発を招き、クビ同然で新たな組合に異動させられてしまう。そこは、廃止された精神病院を出てきた元患者たちで構成された協同組合だった。しかし、戸惑いつつも決して腐ることのない熱血漢、ネッロ。彼は、目的もなく無気力に過ごす元患者たちを見て、自ら稼ぐことでやる気を取り戻してもらおうと、建築現場の“床貼り”を請け負う事業を立ち上げるのだったが…。 

登場する主人公たちが薬(精神安定剤)の投与量を減らされた結果、回春し買春するシーンなんかは見事な演出。こんなシーンはうまく撮らないと下品になるもんだけど。
で、原題は”SI PUO FARE”(やればできるさ)、なんとも見事なタイトル、これを邦題「人生、ここにあり」とは!?

『人生、ここにあり!』予告編 日本版

ところで最近「フーテンの寅さん」シリーズを楽しくみているが、あれは笑える悲劇、ともかく優越感に浸って笑える。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カツオ!

2016-08-11 20:23:04 | 日記・エッセイ・コラム

本日、知り合いより女川から送られて来たというカツオを頂いた。
残念ながら一昨日送って昨日届いて今夕20時頃に我が家に到着したものなので鮮度はそれなり。
 
これだけ時間が経つと鮮度は少々怪しげ、でも早速刺身で食べたら大丈夫だったし結構旨かった。
正直これだけの大物を三枚におろすのは久しぶりなこともあって少々苦労した。
その身は全然生臭くは無いんだけれども食感が少し柔らかい、これが少しフマンと言えばフマン。
さすがに明日刺身で食すのは無理だろうけど、煮たり焼いたりすればこれはまた結構な魚。
以前はこんなのを釣ってきてとびっきりの鮮度の奴を食ったもんだけど。
夏が過ぎた頃、ご無沙汰しているお師匠様に沖釣りのお願いでもしてみようかな。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

星への旅路

2016-08-08 11:58:49 | 音楽

youtubeで’星への旅路’で検索したらコピーバンド(各地方の駅前に一つは存在しそうな何とかベンチャーズ)が山ほど自分たちの演奏をUPしていてこれらをよけるのに結構てこずった。
さて「星への旅路」、その昔隣家のあんちゃんからドーナツ盤をもらって良く聞いた曲。
裏面が「パラダイス・ア・ゴーゴー」 でクラシックの歌劇「イーゴリ公」の’韃靼人の踊り’のパクリと知ったのはずいぶんと後のこと。

星への旅路(Journey to the Stars)

ジャケットを見ると1965年とあるから昭和40年、このころからエレキ・ブーム花盛りだったんだと改めて知った。
ちょうど1965年のブラザーズ・フォアの日本公演のTV放送のナレーション冒頭でフォークが盛りを過ぎたことを言っているが、自分に当てはめても、ベンチャーズは知ってたけどブラザーズ・フォアを知るのはこれから4年後のこと。 

恒星間飛行などと考えていたらついとこの曲「星への旅路」を思い出してしまった。
なおダイダロス計画というのが現実にあって、どうもそちらはバーナード星(6光年)を目指す様である。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケンタウスル座αへの旅(その2)

2016-08-07 07:58:41 | 日記・エッセイ・コラム

前回に続き、アルファ・ケンタウリへの旅(その2)で、宇宙船の実現性について検討する。
米国海軍の最新式航空母艦に「ジェラルド・R・フォード」 級というのがあって、これをモデルとすると具合の良い宇宙船が建造可能であることが判明。

 ジェラルド・R・フォード級の諸元]        
 ・総重量  約10万トン
 ・乗員   4,460名
 ・発電能力 192,000Kw
 ・耐用年数 50年(燃料交換無しに就役可能) 

[恒星間宇宙船の諸元]
 ・総重量  約10万トン
 ・乗員   約100名
 ・発電能力 同等  (同等:推力としては10,000kW程度で充分) 
 ・耐用年数 同等 
 ・動力   原子力発電 と推進用の特別エンジン(反物質エンジンとか?) 

H2型ロケットが総重量500t位だから10万tの宇宙ロケットというのはとてつもない大きさ、こんなのは地上で作っても打ち上げるのが無理だから、当然宇宙空間か月の裏側ででも造るしか無い。
建造方法はディアゴスティーニ方式、つまり毎月パーツを宇宙空間の放り出して10年間位掛けて組み立てる。

10年掛けて宇宙船を建造し、0.3年の間g(9.8m/s^2)で加速し、17年間光速の3割で航行し、0.3年の間gで減速し、3年間程あちらでうだうだ過ごして、同様にして17.6年掛けて、何とか50年以内に帰って来る。
これなら今世紀には間に合いそうだ。

さて10万tの船を宇宙空間で常にg(9.8m/S^2)で加速するために必要なパワーを計算すると、
P=f*S/t=(m*g*s)/t=m*g*v  ⇒ 100,000,000[kg]*9.8*9.8 =9,604 [Kw] << 192,000[Kw]
つまりは件の空母と同じ程度の原子力発電機を積み込めば電力は充分に確保できる。
推進エンジンについても反物質エンジンなんてのが真面目に研究されているらしい、充分な原発の電力で何とかやりくりで来たら良いのだけれども。
反物質と普通の物質が接触すると対消滅を起こし、物質の質量はすべてエネルギ―に変わるらしいから、メチャクチャ効率が良いらしい。(原爆は1/1000、水爆は1/100程度とのこと)

資金調達は、世界の富豪50人から一族の誰かをこの旅行に連れてくことを条件に寄付を募る、他は空母やら潜水艦の建造をホンの少し我慢して費用を捻出する。これの見返りは名誉。
なお乗員100名のうちの残り50名(50名は何の役にも立たないだろうし、働きもしないだろうから)は宇宙船の維持に必要な技術者や科学者。
(そんな題材の昔の映画があった。「邦題:地球最後の日」)
When Worlds Collide - Trailer
 

さて宇宙船のデザインはもちろんこれ↓

 

    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする