本日夜貸切

初めて一組７０人以上の予約を受けた。
７５人単位で皿など買っておいたのだけど、毎日毎日あっち壊れこっちで壊れで
随分足りないと思う。
店は予報が悪いせいかいつものお客さんは少なかった。
１時半に店を閉め、昼食を取って準備を始める。
他にもう一組の予約がある。
一テーブルで６人にして席を造った。
やはり皿は足りなかったので、６人一皿のオードブルにした。
一品料理は３つ、もぞくとバイガイとホタテのバター焼き、バイガイはたった三粒
打ち合わせをしないで後できずいた。
ホタテが今日の焼物。
醤油とバターで焼いた上に茸と神楽南蛮味噌をあげた。
これが結構変な味で残す人が居なかった。
フレンチのソースの手法をちょっと真似てみた。
盛り込みには大きい海老のチリソースをメインにし原価を抑えるのは、こいかの姿煮をいれた。
随分荒っぽい盛り込みだと思う。
若い男女の幹事さんが、たまに変わった所で呑みたかったので提案しましたと
言われたので、今日はよそに無いものを、そして得意なものをと考えてみたら、
チーズと生ハム、十割蕎麦が頭に浮かんだ。
会場の一角にテーブルを置き、その上に来たばかりの生ハムをおき、
７種類の無難で話題性のあるチーズの塊をおき乾杯が終わると、すぐ挨拶をした。
一人一切れですよと、断わると大うけであった。
ハムとチーズを切り、各チーブルごとに説明と挨拶をしてまわった。
その後お客さんの前で手打ち蕎麦を実演した。
大いに盛り上がった。
最後のお客さんを送る時、バスに幹事が来たら、乗客が一斉に拍手をした。
男性、女性の幹事に一人づつ長い長い拍手だった。
コンサートが終わった後のカーテンコールのように聞こえ、
自分もつられて何度も心の中で深々と頭を下げていた。
運転中、後ろに座ったお客さんが凄く刺激的な宴会だったと話してるのが聞こえた。