味乃屋魚野川はアマガエルのお墓

昨夜から続いている雨で魚野川が濁り増水している。
朝一番に関工務店の近藤さんから電話で、国土交通省から洪水に関する情報が入り、
今晩が危ないから気おつけれと気配りの電話を頂いた。
おやかたもこれからつゆあけまで要注意と言って
東京に帰っていった。
地震の年と、去年店を新築している最中に続けて被害にあっている。
水害の後、長岡の叔父が来てなんで叉こんなとこに店を作らなければいけなかったんだいやー、
他にいろいろ有ろうにと言ってたことが思い出される。
雨が降って外の作業が出来なくて家で仕事しながら、両親はよくアマガエルの
お墓の話をした。
叉そうゆう日に限ってアマガエルが良く鳴いた。
不思議な事に雨が降る前になると判るらしい。
話はこうだ。
親の言う事を聞かない、
アマガエルの息子に親は自分が死んだら川の近くにお墓を作ってくれと頼んで死んだ。
普段は言う事を聞かず、すべて反対の事ばかりしていたので、
親は川の近くにと言えば山の近くに墓を作るだろうと考えて遺言した。
息子は今まで親の言う事を聞いた事が無かったので、
親の最後の言葉ぐらいはその通りにしようと川辺に墓を作った。
雨が降ると墓が流れないか心配で鳴くのだと。
親のお陰であまり人の道をハヅレずに済んだ。
防水板を用意したけど、今も大雨が降るとアマガエルみたいに泣いている。
大雨洪水注意報が出ているのでお客さんはまばらであった。
昼定食は板長と小西さんが休みなので、ちょっといつもと違ったメニュウにした。
豚ロースの味噌漬けをピザ窯で焼いて神楽南蛮味噌を掛けてじゅじゅ言うの出した。
裏の大沢川が濁って水の落ち口に大きな魚が集まっていた。
なまずはきっとこの前の増水で産卵に上ってしまったからほとんどの鯉いだと思う。
昼が過ぎていつもは休憩するけど、夜は一組の予約しかないので、
つりの仕掛けを出して野鯉でも釣ってただの仕入をしょうとして見た。
一投目からすぐ来たが針が伸びて逃がしてしまった。
針を変えて何度かしている内に又釣れた。
今度はやり取りをして手元に来たけどはりがとれてにがしてしまった。
諦めて仕事に戻ったら、中林の爺ちゃんがナマズを釣ったから
取りにこいとの電話が有り酒一升もってもらいに行ってきた。
天ぷら用に降ろしてみたら頭ばかりで、結構高くついた。