「介護もトライアスロンも楽しんで」

90代両親を介護の日々ですが、合間に走って泳いで、バイクにも乗って年1回のトライアスロン大会参加を目標に楽しんでいます。

父まさかの入院

2024年11月01日 19時01分04秒 | 介護
昨日の夕方に老健を退所して実家に戻ってきた父ですが、今月から通う予定のデイサービスは明日からで、今日は午後からインフルエンザワクチンの接種があるだけなので朝はゆっくり寝かせておこうと思い、声掛けをしたのは8時になってからでした。ぐっすり寝ることが出来たせいか声掛けに対する反応も良くてこれなら直ぐに起きてくれて車椅子への移乗も楽だろうと思ったくらいでした。そして一昨日2モーターから3モーターの介護ベッドへと機種変更した新たな介護ベッドの機能を利用して上体を起こしベッドの柵を掴んで立ってもらおうとしましたが、ここで予想に反して父の身体に力が入っていないことに気が付きました。床に降ろした足に力が入らず、以前なら柵を握った後は直ぐに立ち上がれていたのに今朝は立ち上がることが出来ないでいたのです。

なんとか立たせようと思いましたが、何度やり直しても父はベッド脇に立つことが出来なかったんです。10月21日に一泊での一時帰宅をした際には何の問題もなくベッド脇に自力で立つことが出来たのですが今朝は全く別人になった様に弱々しかったのでした。

「あれっ?おかしいな。」と異変に気が付きました。おでこを触ってみたら熱がありそうで直ぐに一旦ベッドに横にならせて体温計を持って来て計ってみました。すると何てことでしょうか、39.2度もあったんです。ビックリ仰天でした。

車椅子に移乗させることも出来ませんしこれでは病院へ連れて行くことが出来ません。急いで家内に電話を入れて急遽実家に来てもらう様に依頼。次に救急車を呼びました。しかたありません。
先に家内が到着。徒歩で5ー6分の距離ですからこんな時は大助かりです。母はデイサービスのお迎えの車が9時に来ますからその対応をお願いしたのです。そしてその後直ぐに救急車が到着。状況を説明した後、隊員が3人がかりでベッドから簡易タイプの担架に乗せて屋外へ連れ出しストレッチャーに乗せて救急車へと運び込んでくれました。そこから病院へ連絡です。以前からの掛かりつけの病院で今年はもう既に2回も入院している病院へ連絡をお願いしたところ病院側の受け入れも可能とのことで運良く今回もその病院へ搬送が決まりました。

私は救急車には同乗せずに後から車で行く旨を伝えて父だけ先に病院へ向かってもらいました。救急車へ同乗してしまうと病院到着後に電車で戻ってくる様になるので毎回自分の車で後追いしています。

病院へ到着してみると救急隊員が皆病院の救急搬入口のところで立っていました。そして「コロナの検査中で結果が出るまで救急車の中で待機です。」とのこと。父はまだ救急車の中でした。待機中の時間を利用してケアマネさんへ電話。
事情を説明して明日からのデイサービスは暫くお休みすることを伝えました。

暫くして陰性の結果とのことで父が院内へ。私も待合に入ることが許可されました。
救急搬送患者の処置室にて


血液検査や尿検査、CT検査などの結果が出るまで40分程掛かったかと思いますが、発熱の原因は「多分尿路感染か誤嚥性肺炎でしょう。」とのこと。多分と言うのは検査結果にはハッキリとした数値が現れていませんが、尿路感染については検尿ではなく尿道カテーテルで排泄された尿には濁りがあって砂状の物も確認できるそうです。キッチリ排尿が出来ず残尿が原因のこともあるそうです。CT検査では左右の腎臓を比べてその違いを確認するそうですが、父は40年程前に腎臓ガンで片方を摘出しているためにその左右差の違いを確認できないとのこと。尿検査の数値で見る限りは細菌の検出はなく前回8月に尿路感染で入院した時もそうなのですが、検査ではカビの検出に留まっているそうです。まあカビも菌ですからね。

一方誤嚥性肺炎ですが、こちらも検査結果には現れていないそうで昨晩の食事時に咽ることがあったとすると検査数値に現れるのはこの後になるでしょう、とのことで入院時にハッキリとした原因は不明のままです。しかし発熱があるので点滴による水分補給と抗生剤の投与で様子をみることになり入院が決まりました。

その後の入院手続きですが、一部の書類については前回の入院時に記入した事項に変化がある箇所だけ赤字のボールペンで書き直すとかで手間を省けました。一から全部の書類を記入すると大変なのですが病院側の柔軟な対応のお蔭で待合で待っている間に書き終わり時間を取られずに助かりました。また入院の際の部屋が差額ベッド代の発生する病室のために保証金の預けが必要になるのですが、多分そんなことになるだろうと思い、来る時に持参していたのでこれも取りに帰らなくて良かったです。しかし一つ忘れ物がありました。
父が使っている点眼薬を持ってくるのを忘れてしまったんです。残念。これも気が付いて持ってくれば再度病院へ来ることはしなくて良かったのですがうっかりしました。

その後も病室への移動まで時間が掛かりました。他の患者さんですが手術があったために父の入院準備に時間が掛かってしまったとの説明でした。

9時過ぎに病院へ到着しましたが全ての手続きが終わって病院を後にしたのは12時を回っていました。まあ毎度のことですね。

しかし今回の出来事は私にとってとてもショックな出来事でした。やっと老健を退所して準備万端実家での父の介護がスタートしたと思ったのですが帰宅翌日の朝に発熱からの入院になるとは。万一原因が誤嚥となると更にショックが大きくなります。昨晩の食事一度だけで、トロミ食のトロミ具合が悪かったのか、一度に口に入れる量の問題だったのか。それと尿路感染にしても今後も度々起こることが予想されますからその都度入院をする様では大変です。入院中に筋力の低下や嚥下能力の低下などで退院後はまた老健でのリハビリが必要になってしまうのでしょう。実家、病院、老健と頻繁に生活環境が変わることも父にとって良いことだとは思えません。老健なり特養に入所してずっと継続してお世話をしていただいた方が本人の為にも良いのではないかと思ったりしているのです。

今日も看護師さんともその事で話をさせていただきましたが、入院中に病院の相談員さんとも話をし退院後に何が本人のためにベストなのかを、ケアマネさんも含めて良く相談していかないといけないのでしょう。



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (翔真)
2024-11-01 21:19:34
お父さんの突然の入院大変でしたね。
本当にお疲れさまでした。
しばらくは入院して様子を見てからに
に対応が決まりそうですね。
一日でも早い回復を祈っています。
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Unknown (harurarara)
2024-11-02 07:42:38
げたのうらさん、おはようございます。

お父様の突然の入院、ビックリと同時に、げたのうらさん、お疲れ様です。
高齢、それも超高齢となると、いろんな事が日々起きますよね。
泌尿器に関しては、日々使うし、長年使ってる場所だけに、アクシデントが起きやすいのか、と。
まずは、げたのうらさんのお身体をご自愛くださいね。(私は父親も大事だけど、優先順位は自分の身体が一番でなければ何も出来ないと思ってます。)
生意気のようだけど、しっかり、睡眠取って、食べてください。
そしてお父様の回復を願ってます。
返信する
Unknown (げたのうら)
2024-11-02 11:02:36
>翔真 さんへ
>お父さんの突然の入院大変でしたね。... への返信

翔真様、こんにちは。
ありがとうございます。
なるべく早い退院を願っていますが2週間程度の入院になるのでしょうか。その後のことは父の体調次第でしょうね。その間に父の為にはどうすることが一番なのかを医師、病院の相談員さん、ケアマネさんなどとも話し合って決めていきたいと思っています。
返信する
Unknown (げたのうら)
2024-11-02 11:09:12
>harurarara さんへ
>げたのうらさん、おはようございます。... への返信

harurararaさん、こんにちは。
ありがとうございます。
高齢者では尿路感染や誤嚥性肺炎になるケースが多いようですね。退院してもまた罹ってしまい再入院されたと言う話を良く耳にします。
この年齢ですから覚悟はしていましたがいざそうなってしまうとショックでした。
でも気分取り直して私は元気です。
適度に運動してしっかり食べて十分睡眠取って健康維持していきます。ありがとうございます
!(^^)!
返信する
Unknown (sue2006)
2024-11-02 16:11:44
こんにちは

その後、お父様の具合はいかがですか?
我が家の父も肺炎を繰り返していて、5,9,10月と3回も救急で入院しました。

救急車を呼び、病院について、検査して先生とお話をして、入院手続きをしてから帰宅。
げたのうらさんの記事を読んで、
その場面が我が事のようです。
さあ、介護生活だと思った途端の1日での救急搬送のショック、本当に良く分かります。
入院すると、あとは祈るだけになってしまいますが、
早くお父様の具合が良くなりますように。
返信する
Unknown (げたのうら)
2024-11-02 18:21:15
>sue2006 さんへ
>こんにちは... への返信

sue2006さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

お父様も肺炎で3回も入院なさっていたとは
sue2006さんも大変だったですね。ご苦労様です。
免疫力が衰えている高齢者の介護は気を抜けませんね。でも色々介護サービスなども利用して今後も父のサポートをしていこうと思っています。

来週火曜日に父の入院している病院へ母の薬を貰いに行きます。主治医の先生が同じなのでついでに父の様子を聞いて退院の目途なども聞いてこようと思っています。
返信する
下駄さんへ (文科系)
2024-11-03 03:24:22
 僕の母も誤飲性肺炎が多いので、胃瘻を造らざるを得ませんでした。その後も誤飲性肺炎はよく出ましたが、医者のこの言葉をよく覚えています。
「この人、誤飲性肺炎が直ぐ治ってしまう」
 僕は、ずっと病院に一日おきくらいに通っていましたが、2003年、92歳で亡くなりました。98年に脳出血で死にかけていったんほぼ自立になったのですが、感覚性全失語症で生きる気力をなくしたのを励ますために病院に通い、手を握っていたのを思い出します。
「我が子らは我が命なり冬温し」
 元気なときの母の俳句の一つです。

 げたさんの看病にはいつも頭を下げています。なかなかここまでは出来ない。尊いことです。
返信する
Unknown (げたのうら)
2024-11-03 18:04:40
>文科系 さんへ
>下駄さんへ... への返信

文科系さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

やっと老健から出て自宅に戻った父でしたが、翌朝に発熱で入院になるとは思いもしませんでした。とてもショックでしたが98歳にもなるといつ何が起きてもおかしくないですよね。

2週間程度の入院になるのでしょうが退院後は帰宅させて介護するか、あるいはまた老健に入所することになるのか、退院時の父の状況次第ですね。
今回のことでめげずにまた頑張りたいと思っています。
お母様の俳句素敵ですね。
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