大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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Photo Lounge76 ペンギン閣下

2009-01-03 19:37:59 |      Photo群

Photo Lounge76 ペンギン閣下 画像


   Photo Lounge76 ペンギン閣下 


       “ 皆の者、ごくろうである。”
        

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霧の狐道169

2009-01-02 18:42:38 | E,霧の狐道
 俺は仰向けのまま、布団を鼻まで引っ張り上げて天井を見た。
四角くて白い天井に俺は囲まれている。
そして、俺はさっきの夢のことを思い出しながらジッとしていた。

“ ホント、変な夢だったよな・・・。
 まあ、夢だから良かったけど・・・。
 それにしても、あの婆さん、ヤダなァ。
 また、明日、来るとか言ってたし・・・。
 う~~~ん・・・・。
 そうだ!
 夢、見なきゃいいんだ。
 疲れてグッスリ眠るとか・・・。
 でも、体、動かせないしな・・・。
 う~~~ん・・・・。
 見なくて済む方法を医者に訊いて見ようかな・・・。”

俺は夢から解放される方法を繰り返し考えていた。
 病室は静かになり、辺りは暗い。

“ 何だか暗いな・・・。”

お揚げ婆さんのとき感じた暗さより、暗さがす~っと濃くなったような感じがする。

“ 通路の電球が切れたのかな?”

俺は扉の四角い曇った窓を見た。

“ 明かりは点いてるけど・・・。”

廊下からは心臓の鼓動のようなモニター音が流れ込んで来る。

“ ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ・・・。”

枕もとに置いてある時計の音も聞こえる。

“ コチ、コチ、コチ、コチ・・・・。”

俺は、手を伸ばして時計を探り、目の前に持って来た。
時計の針が見え難かったので、角度を変えて扉の窓から差し込む弱い光の方に向けた。
時間は午前2時30分を少し過ぎていた。

「 2時半か・・・。」

俺は、手だけ伸ばして時計を枕もとの台の上に戻した。

“ コチ、コチ、コチ、コチ・・・・。”
“ ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、・・・。”

廊下からのモニター音の方が少し早いようだ。
二つの音が一旦重なり、また、ずれて行く。



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