東京国際レズビアン&ゲイ映画祭に初めて行ったのは2002年の第11回のこと。
「藍宇」1本だけ観て帰ってきたのですが、その年のプログラムの中にページ・ターナー(映画タイトル Food Of Love )という映画があり、心のどこかに引っかかってました。動画サイトにあった予告編を観たら本編が観たくなり、輸入盤をお取り寄せしました。
届いてから気が付いたんだけどセリフが英語だからなのか字幕がない・・・。いつも以上に理解がアヤシイけど観たわ、たましいで。
2002年 スペイン/ドイツ映画 監督 Ventura Pons 原作 David Leavitt(Page Turner)
サンフランシスコ。ピアニスト志望のポール(Kevin Bishop)は憧れのピアニストリチャード(Paul Rhys)のリサイタルでページターナーをすることになります。スーツをビシッと着て緊張してリチャードの側に立つポール。
譜面をめくるとき、リチャードの顔をじ~っと見つめるのがカワイイです。
終わって打ち上げに誘われますが、過干渉気味のママ:パメラ(Juliet Stevenson)のため残念ながらお断りします。
ポールの両親は離婚。ママは離婚記念?旅行へポールを連れていきます。旅先のバルセロナの街を散策していたポールはこの地で前日までリチャードのリサイタルが開かれていたことを知る。
ホテルに戻ってきたら 「大変だったのよ~!!」とママ。 シャワーの表示(水とお湯)がわからん とかうろたえてます。
このママちょっと とてもうざい。まあ、ママとはうざいものかもしれないけど、普通のママの5割増しくらいでうざい。
ママとポール
「お腹がすいたけどスペイン語がわからない。レストランについてきて~」というママ。
ポールは「ママと一緒にいられるのはとってもうれしい。でも今日は疲れたし眠りたい。ホテルのレストランのウェイターは英語がペラペラだから大丈夫。ひとりで食べてきて」とママを外出させて1人の時間を作ります。
そして、電話帳に載っているバルセロナ中のホテルに片っ端から「Richard Kennington さんをお願いします。」
と電話をかけまくります。刑事みたいな地道な作業・・・。
何件目かで「少々お待ちください」と言われて自分でもびっくりしながら耳を澄ませていたら「はい、Kenningtonです。」の声が聞こえて思わず電話を切ってしまったポールでしたが・・・。
リチャードの泊まっているホテルまで出向いて、そして部屋へ通されて・・・・・禁断の扉を開く・・・のかっ??? つづく
ケヴィン・ビショップは子役出身で 「マペットの宝島」という映画に出ていたようです。
ロッキー・ホラー・ショーのティム・カリーも出ているこの映画で、ボーイソプラノで歌っていて可愛いっす