お熱いのがお好き ビリー・ワイルダー監督のコメディ。詳しくはこちら
59年作品というから半世紀も前の映画・・・ってことになりますね。
50年代のシカゴ。2人のバンドマンジョー(トニー・カーティス)とジェリー(ジャック・レモン)が殺害現場を目撃したかなんかでマフィアに追われることになる。
ふたりは女装して女性ばかりの楽団に身を隠し、コンサートの旅に出る。
ジョーは楽団のひとりシュガーに恋をする・・・けどシュガーはジョーのことを女性と思っている。
ジェリーは大富豪のおじさまに見初められる。
かわいい女と女装中?のふたりの男たちの軽快なコメディ映画でした。
この映画リバイバル上映かなんかで1回くらいは劇場で観たと思うのですが、子供のころテレビの洋画劇場で観たのが鮮明に記憶に残っています。モンローの吹き替えと言えば向井真理子さん。
そしてトニー・カーティスが広川太一郎さん、ジャック・レモンが愛川欽也さん。
軽妙なテンポで、すごく楽しく観たのを覚えています。
どっちかというと洋画は吹き替えより字幕で観たい方なんですが、この映画はテレビで観た吹き替え版の方がむしろ好きだな~ってくらいこのおふたりの吹き替えは楽しくてワクワクしました。
ラスト近く、ジェリーを女だと信じ込んで、プロポーズをあきらめてくれない大富豪のおじさま。
「 おっさん、俺男なんだよ」
とジェリーは衝撃の告白をしますが、富豪のおじさま少しも騒がず
「 誰にだって欠点はあるさ。」
いまもくっきり覚えてる衝撃の(笑劇かな?)のラストシーンでした。
愛川欽也さんといえば洋画や外国のテレビドラマの吹き替えでその声をやたらよく聞きました。アニメ「いなかっぺ大将」のにゃんこ先生も大好きでした。 「トラック野郎」のやもめのジョナサン、多くの情報番組でのMC・・・ものすごくマルチに活躍されてたんだな、としみじみ思います。
ご冥福をお祈りします。