ユナイテッドシネマ金沢で「メイ・ディセンバー ゆれる真実」を観ました。
2023年 アメリカ映画
監督:トッド・ヘインズ
脚本:サミー・バーチ
エリザベス:ナタリー・ポートマン
グレース : ジュリアン・ムーア
ジョー :チャールズ・メルトン
“メイ・ディセンバー”とは親子ほど歳の離れたカップルのことだそうです。
1997にアメリカで起こったメイ・ディセンバー事件(36才の女性教師が13才の教え子と関係を持つ。教師は未成年への性虐待で有罪となり少年の子を獄中出産。その後2人は結婚)を元にしています。
でも、事件がどう起こったかを見せるのではなく…。
この事件が映画化されることになり主演女優のエリザベスが当事者であるグレースとジョーの元を訪ねてきます。
役作りのためにふたりや子供たち、周辺の人々などに話を聞く。そのことが否応なしにグレースたちに事件を思い出させることに。
事件当時は非難轟々だったろうけど20年も経てばそれなりに落ち着いたか?というとそうでもなくて今でも家の前に排泄物を置いていくような嫌がらせする人はいる。レストランでグレースの元家族にばったり出会って冷ややかな対応されてしまう。
心のうちに閉まっておいた負の感情をエリザベスがやってきたことで掘り起こされたみたい
いい気分になれるような話ではなかったけどふたりの女優が怖いくらいの迫力の体当たり演技でした。
グレースの前夫との息子(の内のひとり。演じているのはコリー・マイケル・スミス)がバンドのヴォーカルをしていて、歌うシーンがありました。
曲はピーター・フランプトンの「君を求めて」とレオン・ラッセルの「タイトロープ」
好きな曲ですわ