セバスチャン・ユベール氏の、シュセット・レ・リ・スフレと言うチョコのお菓子とハーブティーのティータイム。
このチョコのお菓子は、ユベール氏のお店の商品では、数本買う程度には、比較的手頃で、ちょっとしたお土産にも喜ばれそうなものでした。ビターとミルクかな・・・、2種あったと思います。私は甘いめのだけを購入しましたが、とっても美味しかったです。チョコそのものが美味しいのと、ポン菓子みたいのが、ぷくっとついていて、食感が楽しめるのと、棒についているから、手が汚れず、食べやすいです。それでも高級感もあって、大人菓子系なので、紅茶やハーブティー、珈琲で、優雅な時間が過ごせると思います。
sucetteって、ペロペロキャンディーと言う意味があるようです。
レは、lesかな・・・、定冠詞複数形の。
リは、rizかな・・・、お米の事でしょうか。
定冠詞複数形のlesで良いなら、rizは、rizsになりますね。この場合、発音はsは読まないけど。
スフレは、souffuleのような感じですね。「吹く」と言う意味のsouffulerの過去分詞形の。
「膨らむ」と言う意味もあるようですが、ぷくっとしたチョコの下は、ポン菓子みたいなのがあるのですが、そこの部分の事を表現しているのでしょうか。
ハーブティーは、ローズヒップティーと、オレンジ&ジンジャー。
チョコのお菓子がシンプルな素材である分、ハーブティーの香り・水色・風味が生きて、とてもイケてました。
絵は、菱川師宜の「見返り美人図」、そして、コローの「モルトフォンティーヌの思い出」。
「見返り美人」って、響き・・・、久しぶり。江戸時代前期大衆文化の発達の頃の、浮世絵版画の開祖的存在であり、日本を代表する美人画。
「モルトフォンテーヌの思い出」のコローは、19世紀のフランスの画家で、裕福な生まれの方ですが、チャンスを逃したのか、生涯未婚で過ごしたようです。絵画から見られる印象としては、堅苦しさや重々しさがある絵と違って、タッチが柔らかくて、色彩も優しい感じの絵です。宗教画とか歴史画とかそんなのではなくて、よく訪れたイタリアやフランス各地の、ありふれた何気ない風景や情景を描いた作品を多く残し、その他には、「真珠の女」のような、人物画も描いたようです。訴えるものが、ダイレクトではなく、圧迫感もなく、自然と絵画に入り込み、優しい気持ちにさせてくれるような作風だなと感じます。「モルトフォンテーヌの思い出」は、美術展出店時に、好評を博して、皇帝ナポレオン3世の命を受け、国家が買い上げたとして、知られている絵でもあるようです。
色々な時代背景や過ごし方によって、お国も違えば、生きた時代も違うし、作風が全く違いますが、すべては、人間の表現の色々で、個々の個性が表現されて、それぞれが素敵ですね~