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アレルギー反応が起こる仕組みの一端を解明

2012-12-01 | 健康・病気

 今日(12月1日)は1月中旬の寒さとか、最高気温は数℃。午前は雪が本格的に降った、でもまだ地面に降りた雪は直ぐに融けて積もらない。明日の予報は1月下旬並みの寒さ、寒い季節の到来だ。
 先月の「東京大学医科学研究所 発表論文 Immunity 37, 2012年11月16日号」
 「過剰なアレルギー反応を抑える生体内の仕組み
  -レセプターLMIR3 と脂質セラミドの結合が肥満細胞の活性化を抑制する-」
 成果は、東大医科学研究所 先端医療研究センター 細胞療法分野の北浦次郎助教、同・北村俊雄教授、順天堂大医学部の奥村康教授、理研 発生再生科学総合研究センターの清成寛研究員らの研究グループによるもの。
 
 アレルギーは免疫細胞の1つである「マスト細胞」から、炎症物質のヒスタミンなどが過剰に出て発症する。発症は人によって異なり、遺伝子に一因がある考えられている(特定の遺伝子がうまく働かない)。
 免疫細胞の表面にある「エルミア3」と呼ぶタンパク質を作れなくしたマウスに化学物質を与えたところ、アレルギー疾患(アナフィラキシー・喘息・皮膚炎)の症状が悪化した。このタンパク質が正常に働くマウスでは発症しなかった。「エルミア3」と同様の働きをするタンパク質はヒトの免疫細胞にもある。脂質の一種で皮膚真皮にあるセラミドが重要なことも突き止めたとの事。
 今後、この研究成果は根本的な治療薬の開発につながる可能性もあると言う。・・アレルギーに悩む方には朗報。
 ◆アレルギー
 人間には、免疫(自分の体を構成すると異なったものを排除し、自分の体を健康に保とうとする仕組み)が備わっている。体の中に異物(抗原:アレルゲン、細菌・ウイルスなど)が侵入すると、これに対抗する物質(抗体と呼ぶタンパク質)ができ、異物を無害化・排除しようとする反応が起きる。
 この免疫反応(抗原抗体反応)は、抗原と抗体が結びつく反応で、両者はカギとカギ穴のような関係でピッタリと結びつくことで抗原をブロックする。しかし、特定な人の体内ではあるアレルゲン(抗原)に対して、普通の免疫反応を越えた過剰な反応が起こることがある。この現象がアレルギー。アレルゲンは確認されているものだけで約200と言われる。
 日本の三大アレルギー
 花粉症:花粉がアレルゲン。突然発症することがある
 アトピー性皮膚炎:アレルゲンの特定が難しい。子供達で増加
 気管支・ぜんそく:大気汚染やアレルギー体質の人の増加で発症

 

 ヒメツルソバ。去年(2011年)は雑草のように蔓延って花が咲いていた。でも今年は殆どない。きっと雑草と思われて片づけられてしまったのだろう。で、周りを捜したら、岩の陰で咲いていた・・頑張って生き延びた。
 花は薄桃色の小花が沢山集まって小球形(径1cm~1.5cm)の金平糖の様だ。葉にはタデ科特有の暗紫色のV字模様があり、紅葉している。

Himeturusoba12011  ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)
別名:ポリゴナム、カンイタドリ
タデ科イヌダテ属
原産地は中央アジア、明治中期頃に渡来
常緑多年草(降霜で枯れる)
匍匐性、広がりは50cm以上
丈は5cm~15cm
種子・株分け・挿し木で殖える
花期は7月~11月
花は薄桃色の小花が沢山集まった小球形(径1cm~1.5cm)
葉に暗紫色のV字模様があり、秋に紅葉する


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