厚生労働省は「平成23年国民健康・栄養調査で、過去最大の値上げ幅だった22年のたばこ値上げで禁煙したのは4.4%」と公表した(12月6日)。値上げ幅は1箱110円~140円で、300円程度が400円以上となった。
調査は習慣的な喫煙者3013人からで、値上げで喫煙状況に「影響があった」と回答したのは29.3%(880人)。
その内容は、
吸う本数を減らした ・・・11.4%(343人)
一時的に止めたが、また吸い始めた ・・・9.3%(281人)
吸うのを止めた ・・・4.4%(132人)
1本を根元まで吸う(吸い方が変わった) ・・2.0%(59人)
国際的に見て、喫煙率とタバコの値段との相関は明瞭ではないが、タバコの値段が概ね500円以上だと喫煙率が低くなる傾向がある。タバコを止めるには何かのきっかけが必要で、私の場合は入院だった。健康な方なら”値上げ”を「きっかけ」にしては。
◆喫煙率低減の数値目標
政府の喫煙率低減の数値目標は、2010年の喫煙率19.5%(男性32.2%、女性8.4%)を10年後まで12%とする「次期がん対策推進基本計画、2012年6月の閣議決定」。
また、受動喫煙の機会がある人の割合を、行政・医療機関を0%、家庭を3%(現在10.7%)、飲食店を15%(現在50.1%)に減らす。
◆各国の喫煙率とタバコの値段
トリップアドバイザー(2012年2月2日)による、2009年時点での OECD国の喫煙率
喫煙率は毎日タバコを吸う15歳以上を喫煙者と定義
タバコの価格は、20本入「マルボロ」1箱の価格を基準、為替はUS$1=78.1円
国 喫煙率(%) タバコの値段
1 ギリシャ 39.7 414円
2 チリ 29.8 250
3 アイルランド 29.0 945
4 トルコ 27.4 359
5 ポーランド 27.0 289
・・・・
10 韓国 25.6 234
11 日本 24.9 440
今日の天気は晴れ。最高気温が10℃位だけれど風が弱かったので、余り寒さを感じなかった。
先月末(11月27日)に紹介したハナゾノツクバネウツギ、常緑(寒冷地では半落葉)だからほとんど紅葉しないのかな、と思っていたら、葉が濃赤と濃緑(黒緑?)となっていた。花の様に見える咢(がく)は薄紅色だから目立たない。
ハナゾノツクバネウツギ
(花園衝羽根空木)
別名:アベリア
スイカズラ科ツクバネウツギ属
学名:Abelia×grandiflora
(アベリア・グランディフロラ)
幾つかのアベリア属の交配から作られた園芸種
常緑性の低木(寒冷地では落葉)
丈は0.5m~2m
開花時期は6月~11月と長い間咲く
花は小さいロート状で、花色は白やピンク
葉に黄色や白の斑入り品種があると言う