ノーベル賞の授賞式は今日(2012年12月10日)の夕方(日本時間では深夜~翌日未明)、ストックホルム中心部のコンサートホールで開かれ、スウェーデンのカール16世グスタフ国王からメダルと賞状を受け取る。賞は、生理学・医学賞、物理学賞、化学賞、経済学賞、文学賞が授与される。iPS細胞(人工多能性幹細胞)の開発で生理学・医学賞に選ばれた山中伸弥京都大教授(50)が出席する。
iPS細胞に関し、京都大学大学院薬学研究科の石浜泰教授らのグループは、ヒトiPS細胞を大規模解析し約8000種のたんぱく質を検出し、iPS細胞への初期化に関係している可能性が高いタンパク質2366種を特定した。12月4日付の米化学会誌電子版に掲載された。
グループは山中伸弥教授(京都大iPS細胞研究所)らのグループと共同で、ヒトiPS細胞とiPS細胞の元になる皮膚細胞(初期化前の繊維芽細胞)に含まれているタンパク質を質量分析計などで解析し、2つの細胞を構成するタンパク質9510種検出。このうち2366種がiPS細胞だけにあり、iPS細胞の機能を調べる目印となるものが新たに5種見つかった。
このタンパク質がiPS細胞への初期化に重要な役割を果たしている可能性が高いとの事。石浜教授は、これまでわかっていなかった細胞の初期化メカニズムを解明する重要な手がかりになるのではないか、としている。
昨日(12月9日)降った雪が融けずに残っている。気温は低く、1月下旬並みとか。日本列島が寒気団にスッポリと覆われたための様だ。
散歩していても雪に覆われているので、目に入るのは木々の葉(常緑の)と実が多い。草花は雪が融けてくれないと。
いつもの散歩道でのピラカンサ。雪の白さと緑の葉、赤い実・黄色い実の対比がとても綺麗。ピラカンサは、バラ科トキワサンザシ属(Pyracantha) の種類の総称である。日本ではトキワサンザシ(赤い実)、タチバナモドキ(黄色の実)、カザンデマリ(赤い実)の3種類が多く栽培されており、これをピラカンサと一括りで呼んでいる事が多い。何れも花を鑑賞するより、秋に沢山つける赤・黄色の実の色を楽しむ。
ピラカンサ
バラ科トキワサンザシ(ピラカンサ)属
常緑低木、丈は0.3m~5mほど
開花時期は4月~6月
花は小さな(径数mm~1cm)白花が沢山付く
果実は径2cm位で色は赤・橙・黄、見頃は10月~12月
ピラカンサと呼ばれてる
トキワサンザシ(常盤山櫨子) 学名:Pyracantha coccinea
果実は鮮紅色に熟す。カザンデマリと相似し区別しにくい
タチバナモドキ(橘擬) 学名:Pyracantha angustifolia
果実は橙(黄)色
カザンデマリ(花山手毬) 学名:Pyracantha crenulata
果実は赤い。別名ヒマラヤトキワサンザシ