世界知的所有権機関(WIPO)による「世界知的所有権指標2012年版」が発表された(12月12日)。
これによると、各国の特許当局が2011年に受け取った特許出願数で、中国が初めて世界1位となった。中国での出願数は52万6412件で、これまで1位だった米国の50万3582件を抜いた。
◆世界の特許出願数(2011年、各国が受け取った計)
世界全体計では約214万件の出願数で、前年(2010年)の約198万件から7.8%増。
1位 中国 52万6412件(前年比34.6%増)
2位 米国 50万3582件(前年比2.7%増)
3位 日本 34万2610件(前年比0.6%減)
4位 韓国 17万8924件(前年比5.2%増)
5位 欧州連合(EU) 14万2793件(前年比5.4%減)
6位 ドイツ 5万9444件
7位 インド 4万2291件
8位 ロシア 4万1414件
9位 カナダ 3万5111件
10位 オーストラリア 2万5526件
◆国際特許出願数(2011年、特許協力条約(PCT)に基ずく)
国際出願は、18万1900件(2011年、前年比10.7%増)と過去最高となった。
1位 米国 4万8596件(前年比8.0%増)
2位 日本 3万8888件(前年比21%増)
3位 ドイツ 1万8568件(前年比5.7%増)
4位 中国 1万6406件(前年比33.4%増)
5位 韓国 1万447件(前年比8%増)
ヤツデの花が咲いている。花には二つの時期がある。花の最初は雄性期(ゆうせいき)でおしべが成熟して花粉を出す。次いで、雌性期(しせいき)でめしべが成熟して花粉を受け取る。一つの花が雄花と雌花となるが、一つの木では雄性期と雌性期が同時になる事はない。雄性期と雌性期をずらして自家受粉を避けている。(写真は雌花)
ヤツデ(八つ手)
別名:天狗の葉団扇(てんぐのはうちわ)
学名:Fatsia japonica
ウコギ科ヤツデ属
常緑低木、丈は1.5m~3m
原産地は日本
開花は11月~12月
小花が枝分かれした柄の先に纏まる
花の実は熟すと黒色となる
学名(Fatsia japonica)の”japonica”は日本産を意味し、”Fatsia”は日本語の”八”である。”八”は古い日本語の発音では「ふぁち」・「ふぁつ」とF音を使っていた。例えば、「母」の発音は「ふぁふぁ」・「ふぁわ」だった。