国際教育到達度評価学会(IEA)は、小学4年と中学2年が対象の「2011年国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)」の結果を発表した(12月11日)。
この年度(2011年)の参加は、小学校は50カ国・地域、中学校は42カ国・地域で、日本は約8千800人の小中学生が受けた。得点は毎回国際平均を500点に調整して学力の指標になる様にしている。因みに、調査は1964年から4年毎に行っている。
日本の小4算数の平均得点は585点(前回より17点UP)、理科は559点(11点UP)となり、両教科とも1995年以降で最高点となった。今までは、ほぼ横ばいか低下が続いた。文部科学省は、「脱ゆとり教育」の効果を強調している。中学2年は、数学が570点(前回と同じ)、理科は558点(4点UP)とほぼ横ばいだった。文科省は新指導要領が定着する次回調査では、中学生の学力向上も期待できる、としている。
問題点として、学習意欲は前回より上昇したが、中学生になると低下し、国際的に低い水準になる傾向があり、理数離れもある。また、学力トップの国に比べると成績最上位層の割合が少ない。
◆上位5ヵ国・地域の平均点(国際平均は500点)
小4算数 小4理科
1 シンガポール 606 韓国 587
2 韓国 605 シンガポール 583
3 香港 602 フィンランド 570
4 台湾 591 日本 559
5 日本 585 ロシア 552
中2数学 中2理科
1 韓国 613 シンガポール 590
2 シンガポール 611 台湾 564
3 台湾 609 韓国 560
4 香港 586 日本 558
5 日本 570 フィンランド 552
今日の天気は全国的に雨模様との事。朝から小雨が降ったり止んだり。冬の雨や曇り空は鬱陶しい。
塀の上からシロヤマブキの枝が出て、黒い実がなっているのが見えた。シロヤマブキとヤマブキはバラ科であり良く似ているが、前者はシロヤマブキ属であり後者はヤマブキ属と属が異なる。ヤマブキもシロヤマブキも花が一重(ひとえ)であれば実がなる。でも八重(やえ)のヤマブキには実がならない。
◆シロヤマブキとヤマブキの違い
シロヤマブキ:シロヤマブキ属、花:4弁花、葉:対生、果実:4個
ヤマブキ:ヤマブキ属 、花:五弁花(一重)、葉:互生、果実:5個(一重)
シロヤマブキ(白山吹)
バラ科シロヤマブキ属
落葉低木、丈は1m~2m
開花時期は4月~5月
花は花弁4枚(径3cm~5cm)で白色
果実は痩果で、1花に光沢がある黒色の実が4個付く
4個の実は赤くなり、熟すと黒色となる
名(シロヤマブキ)の由来は、花がヤマブキ(山吹)に似ており白花だから
ヤマブキの花色は黄色(山吹色)