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ノーベル賞生理学医学賞に大隅良典東工大栄誉教授

2016-10-04 | 学問
 本年(2016年)もノーベル賞が発表される時期となった。
 スウェーデンのカロリンスカ研究所は、本年(2016年)のノーベル生理学・医学賞を東京工業大学栄誉教授の大隅良典さん(71歳)に贈ると発表した(10月3日)。
 研究は、生物が細胞内でたんぱく質を分解して再利用する「オートファジー:Autophagy、自食作用」と呼ばれる現象を分子レベルで解明した。
 オートファジーは、細胞に核のある全ての生物が持つもので、細胞の中で正しく機能しなくなったたんぱく質などを、異常を起こす前に取り除く役割や、栄養が足りないときにたんぱく質を分解して新しいたんぱく質やエネルギーを作り出す役割を果たしている。これを酵母の細胞を使って、「オートファジー」の仕組みの解明に取り組み、この仕組みを制御している遺伝子を世界で初めて発見した。その後も同様の遺伝子を次々と発見してそれぞれが果たしている機能を分析するなど、「オートファジー」の仕組みの全体像を解き明かしてきた。
 パーキンソン病などの神経の病気の一部ではオートファジーの遺伝子が、正常に機能していないことが分かっていて、予防法や治療法の開発につながるのではないかと期待されている。
 日本人のノーベル賞受賞は3年連続、アメリカ国籍を取得した人を含めて25人目で、医学・生理学賞の受賞は去年の大村智さんに続き4人目である。因みに、自然科学3賞(医学・生理学賞、物理学賞、化学賞)で日本人の単独受賞は3人目で、29年ぶりである。

 晴れ。テレビで台風の接近情報が流れている、暫くしたら雨・風が強くなる・・。
 近所の小さなお庭に、”メキシカン・ブッシュ・セージ”のお花が咲きだした。背が2m近く高い草花である。株元から沢山の茎を出し、横にも広がっている。お花は穂状で、枝に沢山ぶら下る様に付いてる。フェルトの様な柔らかな毛に覆われた紫の萼(がく)に、白い花が咲く。
 葉を揉むとミントのような香りがする、ハーブの一種である。
 メキシカンブッシュセージ(MexicanBushSage)
 別名:サルビア・レウカンサ(Salvialeucantha)、アメジストセージ(Amethyst sage)
 シソ科サルビア属
 多年草
 原産地はメキシコ、中央アメリカ
 日本には明治時代後期に渡来した
 開花時期は8月~11月
 花径は1cm位、花色は紫・白・ピンク