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日本珍菌賞、今年はシャクトリムシハリセンボン

2016-10-07 | 学問
 菌学若手の会は、菌類の世界の奥深さを象徴する今年の「珍菌賞」を発表した(9月17日)。虫の幼虫に寄生する珍しい冬虫夏草の一種「シャクトリムシハリセンボン」がネット上の投票で1位に選ばれた。
 菌学若手の会は、日本菌学会の研究者有志で、「珍菌賞」を主宰する。
 ◆日本珍菌賞
 珍菌賞は、推定約150万種とされる菌の世界の不思議さを、一般の人にも広く知ってもらいたい有志が企画した。
  (日本菌学会の公認ではなく菌学若手の会の間借り企画です)
  第1回(2013年6月):ナゾの菌、エニグマトマイセス
  第2回(2014年6月):スイーツきのこ、Mattirolomyces terfezioides(和名なし)
  第3回(2015年6月):花に擬態する菌、Monilinia vaccinii-corymbosi(和名なし)
  第4回(2016年9月):ガの幼虫に寄生する菌、シャクトリムシハリセンボン
     シャクトリムシハリセンボンは、ガの幼虫に寄生する菌の一種で、
     体から魚のハリセンボンのような針が生えるのが特徴と言う。

 天気は晴れ。気温は上がらず、最高気温25℃位。
 散歩で見つけた、ヤブランの中の”イヌサフラン”の花。ヤブランの草丈が高くないので良く見える。ヤブランだけでなく、雑草もあるけど。
 花は彼岸花の様に葉を付けずに地面から出現し、茎先に花のみが付いている。この花姿から”裸の貴婦人”とも呼ばれる。花の咲く時期は、春咲き・秋咲き・冬咲きがあり、日本では主に秋咲きが普及している。
 球根・種に毒(コルヒチン)があり、その毒(コルヒチン)は痛風発作予防薬として使われる薬である。昨年9月末に、高齢女性が自宅で栽培していた”イヌサフラン”を生で食べて食中毒で死亡したとの新聞記事があった。
 イヌサフラン
 別名:コルチカム
 ユリ科(イヌサフラン科)コルチカム属
 球根草(自然分球で殖える)
 原産地はヨーロッパ、北アフリカ
 開花時期は9月~10月
  (秋咲き)
 花色は淡い藤色・濃い藤色・白色など
 花姿は春に咲くクロッカス(アヤメ科)に似ている