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日本は研究の生産性で劣り、研究開発投資が競争力の向上となってない

2018-03-12 | 学問
 エルゼビア(オランダ・アムステルダム、学術出版大手)は、日本の研究活動を主要国と比較した報告書をまとめた。報告書は主に2012年~2016年に世界で発表された論文数から日本の研究活動を分析した。
 日本の官民合わせた研究開発投資の総額は米国・中国に次ぐ世界3位だが、一定額あたりの論文数でみると主要9ヵ国のなかで最低水準であることがわかった。
 研究開発投資額(100万ドル)あたりの論文数を計算すると、日本は0.7となる。
  カナダ(3.8)
  英国(3.7)
  イタリア(3.6)
  フランス(1.9)
  ドイツ(1.5)
  米国(1.2)
  中国(1.1)や韓国(0.9)にも後れ
 1本の論文を書くのに日本はカナダ・英国の5倍以上の研究開発費を使っている。生産性が低く、研究開発投資を増やしても競争力の向上につながらない・・。
 日本の低迷について、報告書では国際共同研究の割合の低さを原因に挙げている。先端研究は、優れた研究者が知恵を持ち寄る国際共同研究が成果につながりやすくなっている。各国とも積極的に海外との研究に乗り出している。

 朝から晴れ。気温は高くなく、最高気温10℃以下。9時頃に家を出たら、風がとても冷たい。
 散歩で、空き地を見たら”オオイヌノフグリ”の花が咲き出している。気温は低いけど、春が近くだ。緑葉が絨毯の様に広がり、これに白青の水玉模様を散らした様に花が咲いている。花は4枚の萼・4枚の青紫色の花弁(根元で纏まり、一つの花冠となる)で、ゴマノハグサ科クワガタソウ属の特徴である、2本の雄しべ・1本の雌しべ。
 ”オオイヌノフグリ”は、花が小さい”イヌノフグリ”より大きい花なので名付けられたようだ。”イヌノフグリ(犬陰嚢)”は”オオイヌノフグリ”と同科同属で、春に薄桃色の小さな花(径3mmほど)が咲く。かつては道端などで普通に見られた雑草であったが近年大幅に減少し、レッドデータブックでは絶滅危惧II類(絶滅の危険が増大している種)に指定されている。”イヌノフグリ”の名は、二つ付いた果実の様子が犬のフグリ(陰嚢:いんのう)に似ているから・・小さなフグリだ。
 オオイヌノフグリ(大犬陰嚢)
 別名:天人唐草(てんにんからくさ)、星の瞳(ほしのひとみ)、瑠璃唐草(るりからくさ)
 英名:Bird's eye
 ゴマノハグサ科クワガタソウ属
 越年草
 ヨーロッパ原産、明治初期に渡来した帰化植物
 開花時期は2月~6月 
 花色はコバルトブルー、花径は8mm程
 花は日が当たると広げ、日が陰ると閉じる