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高緯度の寒い地域にも恐竜がおり、卵をかえしていた

2018-03-29 | 歴史・考古
 恐竜は今から6600万年ほど前に滅びた。巨大な隕石が地球に衝突したことが原因とされている。滅びたから、恐竜の生態を生きた状態で観察することはできない。だから、謎が多い。
 大きな謎のひとつは、かなり高緯度の寒い地域にも恐竜がいて、卵をかえしていたらしい。北極圏のシベリアで、卵の化石が見つかっている。そんな寒い気候の地域では、卵が冷えて死んでしまう。暖かい地域の恐竜と、卵のかえし方にも、なにか違いがある・・はずだ。
 名古屋大学博物館で研究している日本学術振興会特別研究員の田中康平さんらの国際研究グループは、ワニや、親鳥が抱卵しないツカツクリという鳥の仲間に関するこれまでの研究を調べた。ここで得られた現在のワニや鳥についての結果を、これまでに見つかっている恐竜の巣の化石に当てはめ、恐竜が自分の子を残す繁栄戦略の謎に迫った。
 今回の研究で推定された、恐竜が卵を温める方法
  竜脚形類     太陽光熱   温暖地域でのみ利用可能
           地熱     極域でも利用可能
           植物の発酵熱 極域でも利用可能
  ハドロサウルス類 植物の発酵熱 極域でも利用可能
  鳥類に近縁な恐竜 親の抱卵   極域でも利用可能
 ○植物の発酵熱
 土に有機物が交じっていると、発酵して熱が出る。田中さんらが調べたところ、この発酵熱を使うタイプの巣の温度は、平均すると周囲の気温より7.3度も高かった。
 ○地熱
 地中に穴を掘って埋める砂タイプの巣には、太陽熱や地熱を利用して温度を上げるものが多く、太陽熱を利用する場合だと、気温より平均で3.9度高かった。

 今日は暖かい。晴れて最高気温20℃超えとか。桜の開花が早まるかな。
 マンション横の庭で紅白の”ウメ”が満開だ。白花は一重、紅花は八重。
 ”ウメ”が満開となると、桜(吉野桜)も直に咲く。”ウメ”と”サクラ”、花見は良いね。
 奈良時代に「花」と言えば梅(の花)。別名も、風待草(かぜまちぐさ)・好文木(こうぶんぼく)・春告草(はるつげぐさ)・・などと多い。平安時代中頃から、梅より桜(の花)が好まれるようになり、江戸時代以降は花といえば「桜」となる。
 ウメ(梅)
  梅の果実も梅と言う
 学名:Prunus mume
 バラ科サクラ属、落葉高木
 原産地は中国、奈良時代の遣隋使か遣唐使が持って来たと言う
 開花時期は1月~4月
 種類により開花期が異なる
 梅には300種以上の品種があり、野梅系・紅梅系・豊後系の3系統に分類される