中央大学理工学部教授小松晃之の研究チームが、ネコ用人工血液の開発に成功した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、解析に使用した遺伝子組換えネコ血清アルブミンの結晶化にあたり、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟で行われている、タンパク質結晶化実験機会の提供と結晶化、構造解析を担当した。
研究チームは、まず遺伝子組換えネコ血清アルブミンを産生し、X線結晶構造解析からその立体構造を明らかにした。さらに酸素輸送タンパク質であるヘモグロビンを遺伝子組換えネコ血清アルブミンで包み込んだ形の(ヘモグロビン-組換えネコ血清アルブミン)クラスター(製剤名:ヘモアクト-FTM)を合成した。これがネコ用人工酸素運搬体(赤血球代替物)として機能し、人工酸素運搬体は輸血液の代わりに生体へ投与できる人工血液となる。これは、ペットの健康増進に多大な貢献をもたらし、動物医療全体さらには我々人間の生活にも大きな波及効果を及ぼすものと期待される。
◆犬猫の数
日本は犬猫飼育頭数1845万頭(イヌ:892万頭、ネコ:953万頭)のペット大国である。
世界の犬猫飼育頭数を見ると、イヌは4億2500万頭、ネコは6億2500万頭と推計される。
◆猫の輸血
ネコは自然発生の同種異型抗体を持つため、初回輸血時でも血液型不適合により死に至る状況に陥りかねない。
人工酸素運搬体が実現すれば、輸血治療に大いに役立つが、(ヘモグロビン-アルブミン)クラスターをネコ用として使用するためには、ヘモグロビンに結合しているヒト血清アルブミンをネコ血清アルブミンに置き換える必要がある。
◆ヘモグロビン
全動物(ヒトを含む)の血液中に存在する赤血球の中にあるヘムタンパク質。
酸素分子を可逆的に結合する能力を持ち、生体内で肺から末梢へと酸素を運搬する役割を担っている。
◆血清アルブミン
動物血清中に最も多く存在する単純タンパク質。ネコ血清アルブミンの分子量は65,800。
血清中にあるタンパク質の約60%を占める。コロイド浸透圧の維持や各種内因性・外因性物質(代謝産物や薬物など)の貯蔵運搬という役割を担っている。
◆高品質タンパク質結晶生成実験
国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟内の微小重力環境を利用して、高品質なタンパク質の結晶を生成する実験。JAXAがこれまでに蓄積してきた技術と経験を活かし、試料の性状評価・改善、高純度精製、結晶化条件の検討、宇宙での実験、帰還後の結晶観察、X線回折データ取得、構造解析まで、実験の一連のプロセスをサポートしている。
天気は晴れ。段々と暖かくなる。
アセビ”に花が咲いている。釣鐘のような小さな花だ。少し早く白花が開き、次いで赤い花が咲く。”アセビ(馬酔木)”の花は基本的に白色だ。園芸種に、より赤みが強い花の”アケボノアセビ(曙馬酔木)””ベニバナアセビ(紅花馬酔木)”があると言う・・まだ見たことはない。
”アセビ”は、葉・花・樹皮に強い毒(神経毒-アセボトキシン)を持つ有毒植物である。”アセビ”を「馬酔木」と書くのは、牛馬が葉などを食べると麻痺(酒を飲んだ様な酩酊状態)するからと言う。名(アセビ)の由来にも、足廃(あしひ、あしい)や悪実(あしみ)からなどの説がある。足廃(あしひ)とは足が病気になった状態で、これも誤食による麻痺から。
アセビ(馬酔木)
別名:馬酔木(あしび)、馬酔木(ばすいぼく)
学名:Pieris japonica
ツツジ科アセビ属
原産地は日本
常緑広葉樹低木・中高木
開花時期は3月~5月
研究チームは、まず遺伝子組換えネコ血清アルブミンを産生し、X線結晶構造解析からその立体構造を明らかにした。さらに酸素輸送タンパク質であるヘモグロビンを遺伝子組換えネコ血清アルブミンで包み込んだ形の(ヘモグロビン-組換えネコ血清アルブミン)クラスター(製剤名:ヘモアクト-FTM)を合成した。これがネコ用人工酸素運搬体(赤血球代替物)として機能し、人工酸素運搬体は輸血液の代わりに生体へ投与できる人工血液となる。これは、ペットの健康増進に多大な貢献をもたらし、動物医療全体さらには我々人間の生活にも大きな波及効果を及ぼすものと期待される。
◆犬猫の数
日本は犬猫飼育頭数1845万頭(イヌ:892万頭、ネコ:953万頭)のペット大国である。
世界の犬猫飼育頭数を見ると、イヌは4億2500万頭、ネコは6億2500万頭と推計される。
◆猫の輸血
ネコは自然発生の同種異型抗体を持つため、初回輸血時でも血液型不適合により死に至る状況に陥りかねない。
人工酸素運搬体が実現すれば、輸血治療に大いに役立つが、(ヘモグロビン-アルブミン)クラスターをネコ用として使用するためには、ヘモグロビンに結合しているヒト血清アルブミンをネコ血清アルブミンに置き換える必要がある。
◆ヘモグロビン
全動物(ヒトを含む)の血液中に存在する赤血球の中にあるヘムタンパク質。
酸素分子を可逆的に結合する能力を持ち、生体内で肺から末梢へと酸素を運搬する役割を担っている。
◆血清アルブミン
動物血清中に最も多く存在する単純タンパク質。ネコ血清アルブミンの分子量は65,800。
血清中にあるタンパク質の約60%を占める。コロイド浸透圧の維持や各種内因性・外因性物質(代謝産物や薬物など)の貯蔵運搬という役割を担っている。
◆高品質タンパク質結晶生成実験
国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟内の微小重力環境を利用して、高品質なタンパク質の結晶を生成する実験。JAXAがこれまでに蓄積してきた技術と経験を活かし、試料の性状評価・改善、高純度精製、結晶化条件の検討、宇宙での実験、帰還後の結晶観察、X線回折データ取得、構造解析まで、実験の一連のプロセスをサポートしている。
天気は晴れ。段々と暖かくなる。
アセビ”に花が咲いている。釣鐘のような小さな花だ。少し早く白花が開き、次いで赤い花が咲く。”アセビ(馬酔木)”の花は基本的に白色だ。園芸種に、より赤みが強い花の”アケボノアセビ(曙馬酔木)””ベニバナアセビ(紅花馬酔木)”があると言う・・まだ見たことはない。
”アセビ”は、葉・花・樹皮に強い毒(神経毒-アセボトキシン)を持つ有毒植物である。”アセビ”を「馬酔木」と書くのは、牛馬が葉などを食べると麻痺(酒を飲んだ様な酩酊状態)するからと言う。名(アセビ)の由来にも、足廃(あしひ、あしい)や悪実(あしみ)からなどの説がある。足廃(あしひ)とは足が病気になった状態で、これも誤食による麻痺から。
アセビ(馬酔木)
別名:馬酔木(あしび)、馬酔木(ばすいぼく)
学名:Pieris japonica
ツツジ科アセビ属
原産地は日本
常緑広葉樹低木・中高木
開花時期は3月~5月