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シソに含まれる香気成分に腸炎を抑える効果あり

2018-03-30 | 食・レシピ
 シソには、嗅覚を刺激して胃液の分泌を促進するために食欲増進・健胃作用や、抗炎症作用があるとされている。
 シソには、”perillaldehyde(ペリラアルデヒド)”という特徴的な香気成分があり、これに制菌作用があるため食中毒を予防する働きがあるとされる。しかしペリルアルデヒドの生理機能についてはまだまだ不明な点が多い。
 東京理科大の研究グループは、この成分が腸の炎症を抑える作用についてマウスを使った実験を行った。
 実験では、シソの香気成分「ペリルアルデヒド」を含む水を、腸炎を発症させたマウスに飲ませた。結果、マウスは腸炎症が緩和するとともに、マウスの成長の回復にもつながることが分かった。さらに研究では、ペリルアルデヒドの作用によって炎症作用にかかわるサイトカインの産生が抑えられることも明らかになった。
 今回の実験結果から、シソを積極的に食べることで腸炎を抑える効果が得られる。また、ペリルアルデヒド成分をサプリメントとして服用することで腸環境の改善につながる可能性もある、と言う。
 計算では、成人あたり1日あたり2~3枚程度のシソ葉を食べることで、重度な腸炎でも緩和させることができることが分かった。
 ◆シソ(紫蘇)
 別名:大葉、ノラエ、イヌエ、チソ
 シソ科・シソ属
 学名:Perilla frutescens var. crispa
 英名:beefsteak plant
 原産地:ヒマラヤ、ビルマ、中国
 開花時期:9月~10月
 日本へは中国を経由して縄文時代に伝えられたとされる。
 奈良時代から薬草として栽培され、室町時代から食用される。
 名(シソ:紫蘇)の由来は、中国の後漢時代に食中毒を起こした若者が、シソの葉を煎じて飲んだところ健康を取り戻した。これから、紫色の「蘇る葉」。

 今日の天気は晴れ。気温は最高気温10℃ほど。風が冷たいが、桜の蕾が大きくなっいる・・予想より早く開花かな。
 駐車場のコンクリート塀の際に”ユキゲユリ”が咲いている。”ユキゲユリ”は高山植物で、自生地では雪が解けずに残っていても花が咲くこともあることからこの名(雪解ゆり)になったと言う。別名に”チオノドクサ”とあるが、チオノドクサは属名である。花の色は、白・青・ピンクなどがあり、この花は、澄んだ青色で中心が白色、なので和名の”ユキゲユリ(雪解百合)”が合うと思う。
 学名の「Chionodoxa」は、ギリシア語の「chion:雪」と「doxa:栄光、華麗」からと言う。英名では「Glory of the snow」との事で、何れも雪に関係している。
 ユキゲユリ(雪解百合)
 別名:チオノドクサ
 学名:Chionodoxa luciliae Boiss.
 英名:Glory of the snow
 ユリ科チオノドクサ属
 クサスギカズラ科、ヒヤシンス科、キジカクシ科に分類することもある
 多年草(秋植え球根、径4cm位)
 原産地は地中海沿岸~小アジア
 開花時期は2月~4月
 花色は 青・紫・白・ピンク
 チオノドクサには数種類が知られている。チオノドクサ・リュシーリアエ(C. luciliae)が良く知られており、花色は澄んだ青で中心が白い。