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2018年の農林水産物・食品の輸出額、9,000億円超と過去最高を更新

2019-02-09 | 社会・経済
 農林水産省は、2018年の農林水産物・食品の輸出額(速報値)が前年比12.4%増の9,068億円となり、6年連続で過去最高を更新したと発表した(2月8日)。アジアを中心に日本産食品の需要が増えた。世界的な和食ブームや昨年末の環太平洋連携協定(TPP)発効などで農産物輸出は拡大傾向が続くとみられ、2019年の輸出額1兆円という政府目標の達成は現実味を帯びてきた。因みに、2005年は約2,168億円だったから、約4倍近くに増えた。
 輸出額が増えた農林水産物の中には、鶏卵もある。輸出先はほとんど香港。増えた要因として、香港で親子丼やラーメンの煮卵など、半熟が多い日本食での卵の食べ方が広がったことがあると言う。
 鶏卵は世界的に生産されているが、業界団体によると、生や半熟で卵を食べられるようにするには厳しい衛生管理が必要で、こうした管理を行っている国は日本以外にほとんどないと言う。
 ◆農林水産物・食品の輸出額
 大別すると、
 農産物:5,661億円(14.0%)
 水産物:3,031億円(10.3%)
 林産物: 376億円( 6.0%)
 輸出先は、
 トップが香港で2,115億円
 中国が1,338億円
 米国が1,177億円
 〇主な農林水産物・食品の輸出額の動向(速報値)
 品目  輸出額(億円) 増減率(前年比%)
 牛肉   247      29.1
 イチゴ   25      40.7
 日本酒   222     19.0
 リンゴ   139     27.6
 鶏卵    15      49.4
 サバ    266     22.0
 ナガイモ  21     ▲14.1
 植木    119    ▲ 5.3