国連開発計画(UNDP)は2014年版「人間開発報告書」を発表した(7月24日)。
、国民生活の豊かさを示す「人間開発指数(HDI)」で、日本は17位と前年からランクを一つ落とした。
今年の報告書のテーマは「脆弱を脱し強靱な社会をつくる」。防災の重要性についても触れ、東日本大震災では「津波早期警報システムや厳格な建築基準」などにより多数の命が救われたとし、全世界で時間をかけてインフラ、教育などに投資し、防災レベルを高めるべき、とした。
◆人間開発指数(HDI:human development index)
人間的な生活の度合を測る指数
各国の所得水準、平均余命、識字率、就学率などから計算
◆人間開発指数 2014年順位
順位 国・地域名
1、ノルウェー
2、オーストラリア
3、スイス
4、オランダ
5、米国
6、ドイツ
7、ニュージーランド
8、カナダ
9、シンガポール
10、デンマーク
・
14、英国
15、香港
15、韓国
17、日本
秋だな、と思うときはコスモスが咲き出した時。
キク科コスモス属には、色々な種があり、キバナコスモス(黄花コスモス)・チョコレートコスモス・オオハルシャギク(大春車菊)などがある。一般的に”コスモス”と呼んでいるのは、”オオハルシャギク(Cosmos bipinnatus)”。
日本には明治20年頃に渡来したと言われる外国産の花だけれど、すっかり日本の秋の花となっている。和名はアキザクラ(秋桜)で、秋の季語ともなっている。
コスモス(Cosmos)
別名:秋桜(アキザクラ)
キク科コスモス属
一年草
明治の初めに渡来
原産地はメキシコ
開花時期は7月~11月
法務省は2014年の司法試験合格者を発表した(9月9日)。
受験者:8,015人
合格者:1,810人
2006年に新司法試験が始まって以来の最低を更新
(昨年は7,653人受験し、2,049人合格)
男性は1,402人、女性は408人
合格者の平均年齢:28.2歳(最年長は65歳、最年少は22歳)
合格率:22.58%
法科大学院修了者の合格率は21.19%(1,647人)
予備試験経由の合格率は66.8%(163人)
◆合格率の上位校(2014年)
1、京都大 53.1%(合格者130人)
2、東大 52.0%(158人)
3、一橋大 47.1%(64人)
4、慶応大 44.6%(150人)
5、大阪大 40.2%(55人)
今日は雲が多いが晴れで、夕方に雨の予想。最高気温が25℃位と朝夕には秋を感じる。
道沿いの空き地にはエノコログサやアキノエノコログサなどが生い茂り、花穂が風に揺れている。両者ともネコジャラシ(猫じゃらし)と呼ばれるが、アキノエノコログサの花穂はエノコログサより全体に大きくて垂れ下がる様にわん曲している。エノコログサの花穂はほぼ直立。
アキノエノコログサ(秋狗尾草)
別名:猫じゃらし(ネコジャラシ)
イネ科エノコログサ属
一年草
(一般的に見られる夏の強害雑草)
開花時期は8月~11月
(主に、エノコログサは7・8月頃、アキノエノコログサは9・10月頃)
花序は円柱形、一面に花が付く
多数の毛が突き出すので、外見はブラシ状
文部科学省は、小学6年と中学3年を対象として4月に実施した2014年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した(8月25日)。2年連続の全員参加方式で、全国の国公私立約3万校の約200万人が受けた。国語と算数・数学の2教科で、基礎知識を測る「A問題」と、応用力をみる「B問題」が出題された。試験に合わせ、子供の生活習慣や学校の授業の状況なども調べた。
文科省は、都道府県別の成績では平均正答率の上下5%範囲内に正答率があり、都道府県別に大きな差はみられないと分析し、「学力の底上げが図られた」としている。
因みに、正答率が低かったのは、国語では文章から情報を取り出して適切に説明する力、数学では図形の性質について証明する力などとの事。
◆全国学力テスト平均正答率の上位
小学校6年
国語A 国語B 算数A 算数B
全国平均 73.1 55.6 78.2 58.4
秋田77.4 秋田67.3 秋田85.1 秋田66.2
鳥取77.0 石川62.7 福井83.1 福井64.1
茨城76.9 福井61.8 石川82.5 石川63.6
青森76.6 青森60.5 青森81.3 富山62.0
広島75.9 富山59.5 富山81.1 東京61.2
中学3年
国語A 国語B 数学A 数学B
全国平均 79.8 51.6 67.9 60.5
秋田84.4 福井55.9 福井74.3 福井66.9
福井83.0 秋田55.8 秋田73.0 秋田65.5
富山82.3 富山55.1 富山71.1 静岡63.7
石川81.9 群馬54.2 石川70.9 富山63.3
群馬81.1 石川53.7 静岡70.9 石川63.4
スポーツセンターに隣接する駐車場のヤマボウシに沢山の実が付いている。赤い実が多いがまだ緑や黄色がある。いつも実が赤くなってから撮ろうと思うが思った時にはもうない。・・鳥に食べられてしまう。
果実は球形(径1cm~3cm)の集合果で、秋に赤く熟す。果実は食べられ、マンゴーのような甘さがある。近縁にハナミズキ(別名アメリカヤマボウシ)があるが、ハナミズキの果実は集合果ではなく、個々に分離した果実である。
ヤマボウシは、春の花、秋の赤い果実と紅葉にと楽しめる樹なので庭木や公園・街路樹などに利用される。
名(山法師:ヤマボウシ)の由来は、中心の丸い花穂を坊主頭に、白い総包片が白い頭巾を連想させ、これを比叡山延暦寺の「山法師」になぞらえたことから。別名に、山桑(やまぐわ)があるが、果実の表面が桑の実の様にブツブツしているからと言う。
ヤマボウシ(山法師、山帽子)
別名:山桑(やまぐわ)
ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属
落葉中木
開花時期は6月~7月
秋の紅葉は綺麗で、丸い赤い実も熟す
世界保健機関(WHO)は世界で2012年に推定80万4千人が自殺したとの報告書を発表した(9月4日)。
自殺率は、世界平均は11.4人(10万人当たり)。日本の12年の自殺者は約2万9千人で、年齢調整した自殺率は、18.5人で世界平均の約1.6倍に上っている。自殺率ランクとしては韓国・ロシアに次ぐ3位となっている。
WHOは自殺を「深刻な公衆衛生上の課題」と位置付け、各国に対策を急ぐよう促している。
◆2012年の各国自殺率
(WHOによる、10万人当たり)
1、韓国 28.9人
2、ロシア 19.5
3、日本 18.5
4、フランス 12.3
5、米国 12.1
6、中国 7.8
7、英国 6.2
8、ブラジル 5.8
9、ベトナム 5.0
サウジアラビア 0.4
畑にはツユクサがびっしりと花を咲かせている。ツユクサは手入れをしない畑の雑草だ。でも花はとても清純な様子で綺麗だ。取ってしまうのが惜しい気がする。
ある本(植物和漢異名辞林)によると37もの呼び名(別名)があるとの事で、昔から身近な草であり有用な草だったようだ。
露草(ツユクサ)と名付けた説には、朝咲いた花が昼しぼむことが朝露を連想させるからとある。ツユクサは古くは”つきくさ”と呼ばれており、これが転じてツユクサになったという説がある。”つきくさ”は月草とも着草とも表され、花弁の青い色が「着」きやすいことから「着き草」と呼ばれていたと言われている。
ツユクサ(露草)
古くから親しまれて別名が多い
花の形:蛍草(ほたるぐさ)
帽子花(ぼうしばな)
花色の青:青花(あおばな)
青く染まる:月草・着草(つきくさ)
藍花(あいばな)
薬草として:鴨跖草(おうせきそう)
英名:Dayflower
(朝咲いた花が昼にしぼむ)
ツユクサ科ツユクサ属
1年草
開花時期は6月~10月
花は朝咲いて、昼にはしぼむ
花径は1.5cm~2cm、花色は青
花弁は3枚あるが2枚に見える。上の2枚は大きく青色で、下の1枚は小さくて白色で目立たない
スイスの民間研究機関、世界経済フォーラム(WEF)が、2014年版の世界の国・地域の国際競争力ランキングを発表した(9月3日)。
これによると、日本は144ヶ国・地域で、6位(前年9位、前々年10位)となった。首位は連続でスイス、2位はシンガポールだった。
日本は前年より多くの項目で少しずつ順位を上げた。「知的財産権の保護」が前年の11位から7位、「監査の力と報告基準」が25位から11位になった。金融緩和の効果もあり「資金借り入れへのアクセス」は33位から19位へと大きく上昇した。しかし、政府債務残高の国内総生産(GDP)比は最下位のまま。
◆各国・地域の競争力
(世界経済フォーラム(WEF)の2014年版報告書による)
1位 スイス(前年1位)
2位 シンガポール(2位)
3位 米国(5位)
4位 フィンランド(3位)
5位 ドイツ(4位)
6位 日本(9位)
7位 香港(7位)
8位 オランダ(8位)
9位 英国(10位)
10位 スウェーデン(6位)
◆政府債務
国の債務の総額。国債・政府短期証券の発行残高と、国の借入金の合計額。
財務省による日本の政府債務は、平成25年(2013年)12月末現在で約1018兆円。名目GDPの約2.13倍に相当する。
アスファルト舗装の切れ目でイヌホオズキを見かけた。花が咲いており、黒い実も付いている。余り車が通らない道だから生き残ったのかな。
イヌホオズキに似る、アメリカイヌホオズキ・テリミノイヌホオズキ・オオイヌホオズキの区別はとても難しい。花・葉・果実の付き方・果実の照りなどで区分するが何れも微妙なので難しい。
名(イヌホウズキ:犬酸漿)の由来は、ホウズキに似ているが液果は黒く、これを包む赤橙色の萼がなく、使い道がないからと言う。別名でバカナスと呼ばれる。
イヌホウズキ(犬酸漿)
別名:バカナス
ナス科ナス属
1年草
史前帰化植物だと考えられている
(史前帰化植物とは稲と随伴して渡来した植物)
開花時期は7月~10月
花は径6mm位、5裂して裂辺は尖る
果実は未熟な場合には青く、小さいトマト様
熟すと径7mm~10mmの黒色の果実となる
果実には光沢がない
警察庁のまとめ(暫定値)で、全国の警察が把握した1月~7月の特殊詐欺の被害総額が300億円を超えた(9月2日)。過去最悪だった昨年(被害総額は約489億5千万円)を大幅に上回るペース。
1月~7月の認知件数は未遂も含め7294件で、昨年同期より900件(14.1%)多い。被害総額も約312億7千万円と、昨年同期より約60億8千万円(24.1%)増えた。被害額は、おれおれ詐欺が約97億9千万円(約7億9千万円増)、架空請求詐欺が約81億6千万円(約54億2千万円増)などだった。尚、被害者の約8割が60歳以上だった。
◆平成25年の特殊詐欺認知・検挙状況等
特殊詐欺の認知件数:11,998件(前年より3,305件増)
被害総額:489億4949万円(前年より125億1338万円増)
既遂事件1件当たりの被害金額:439万円(前年より10万円減)
今日も雲が多いが晴れ。最高気温が26℃との予想で、秋の気配が感じられるこの頃である。
道沿いの空き地にはエノコログサ が生い茂り、花穂が風に揺れると秋の感じが強くなる。名(エノコログサ:狗尾草)はこの花穂が、犬の尾に似ていることから、犬っころ草が転じて”エノコログサ”となったと言う。ネコジャラシ(猫じゃらし)とも呼ばれるが、花穂を猫の前で振ると、猫がじゃれつくからである。エノコログサより全体に少し大きいアキノエノコログサも一緒に見かけることもある。アキノエノコログサは、花穂も大きく立派でわん曲しているので分かる(エノコログサの花穂はほぼ直立)。
エノコログサ(狗尾草)
別名:猫じゃらし(ネコジャラシ)
イネ科エノコログサ属
一年草
(一般的に見られる夏の強害雑草)
開花時期は8月~11月
花序は円柱形、一面に花が付く
多数の毛が突き出すので、外見はブラシ状
気象庁は8月の全国の天候まとめを発表した(9月1日)。これによると、西日本の月降水量は平年の2.74倍で観測史上最多を更新し、日照時間も48%で最少だった。
西日本(近畿・中四国・九州)の太平洋側が平年の3.01倍と昭和21年(1946年)の統計開始以来最も多く、日本海側も2.42倍と過去3番目だった。地域では、近畿地方が3.85倍、四国が3.74倍、中国地方が2.76倍、九州北部が2.18倍だった。
西日本での日照時間は平年の48%(太平洋側は54%、日本海側は42%)で、各地で平年を大幅に下回った。地域では、中国地方が39%、四国が47%だった。このため、8月の平均気温は平年より0.9℃低く、今夏(6月~8月)は0.3℃低くなった。
この様な今夏の気候について、新聞(日経)に調査結果が載っていた。これを見ると、今夏は豪雨・竜巻などが多い異常気象と私も思う。
◆今夏の気象
(8月末に男女・20代~60代・1030人からWeb調査)
今年の夏は異常気象か
そう思う:77.4%
そう思わない:22.6%
そう思った理由は(複数回答)
豪雨や雷雨が多い:約9割
気温が高すぎる:半数
竜巻や突風が多い:約4割
世界の平均気温上昇に最も影響しているのは
人間の活動:69.7%
地球の活動:20.1%
太陽の活動:10.2%
今日は雲が多いが晴れ。気温も少し暑いが過ごしやすい。
いつもの散歩道でヨウシュヤマゴボウの花と実を見つけた。時期的には少し早いのかな・・秋が急に迫って来た。
果実はぶどうの様に沢山付き、熟した実を潰すと赤紫色の果汁が出る。この汁は強い染料となり、インクベリー(Inkberry)とも呼ばれる。秋には紅葉し、紅葉や果実の付いた枝が綺麗なので花材に使われることがある。でも、ヨウシュヤマゴボウは毒草で、毒はアルカロイド(神経ホルモン様)、サポニン(界面活性作用があり細胞膜を破壊)などで、毒性は根が最も強く、果汁には少ないと言われる。因みに、山菜としてのヤマゴボウ(山ゴボウ)は、キク科のモリアザミ、オニアザミ、オヤマボクチなどのアザミ類やヤマボクチの根などである。
ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)
別名:アメリカヤマゴボウ
ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属
多年草、丈は2m程になる
原産地は北米の原産
明治後に雑草化した帰化植物
主な開花時期は6月~7月
今日は9月1日。防災の日で、「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」こととしている。防災の日を含む1週間を防災週間としている。
防災の日は、1960年(昭和35年)に、内閣の閣議了解により制定された。9月1日は1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災にちなんだものである。また、この日付近は、台風の襲来が多いとされる二百十日にあたり、「災害への備えを怠らないように」との戒めも込められている。
◆関東大震災
発生日時:1923年(大正12年)9月1日11時58分32秒
発生場所:神奈川県相模湾北西沖80km(北緯35.1度、東経139.5度)を震源
発生規模:マグニチュード7.9
被害場所:神奈川県・東京府を中心に千葉県・茨城県から静岡県東部までの内陸と沿岸
被害:190万人が被災。10万5千人余が死亡・行方不明。建物の全壊が10万9千余棟、全焼が21万2000余棟
街路樹の根本は雑草が生い茂っている。その中にタマスダレの花が数輪咲いている。一つの花茎に一つの花が付いている。花色は純白で六弁花である。
タマスダレは、ヒガンバナ科ゼフィランサス属である。タマスダレをゼフィランサスと呼ぶことがあるがゼフィランサスは属名であるので、”ゼフィランサス・カンジダ”が良い。和名(タマスダレ:玉簾)の由来は、白い綺麗な花を”玉”に、葉の集合を”簾”に例えたと言う。
タマスダレ(玉簾 、珠簾)
(ゼフィランサス・カンジダ)
別名:ゼフィランサス
カンジダ
レインリリー
ヒガンバナ科タマスダレ属(ゼフィランサス属)
半耐寒性常緑多年草(球根植物)
開花時期は8月~10月
花は6弁花、花色は白色
花径は数cm
1本の花茎に1つの花を付ける
種子を作る個体と作らない個体がある